Queer Visions 2024
実験映画やドキュメンタリーなど、クィア映像作品にふれる1日だけの特別イベント。
今年は、日系アメリカ人TTタケモトの短編集、アメリカ東海岸のレズビアンたちのストーリーをおさめたジーン・カーロムストのビデオ作品、中東の実験的な映像作品の上映とトークを行います!
11月10日(日)
14:00開始(13:30開場)
17:15終了
同志社大学 寒梅館 - クローバーホール
(京都市上京区今出川通り烏丸東入)
資料代500円
(現金受付|予約不要|直接会場にお越しください。)
_______ プログラム ________
◆ ただ通り過ぎるだけではなく
レズビアンの歴史、コミュニティ、文化の構築についてのインスピレーションを与える4部構成のドキュメンタリー。
◎ただ通り過ぎるだけではなく( 監督:キャサリン・ガンド、ポリー・シスルスウェイト、ドロレス・ペレス、ジーン・カーロムスト|1994年|52分|アメリカ)
◆ TT タケモト 厳選4作品
アジア系アメリカ人の歴史、セクシュアリティ、アイデンティティを探求するクィアの日系アメリカ人アーティスト/学者であるTT タケモトの近年の4作品。(合計22分)
◎LOOKING FOR JIRO(2011年|5分45秒)
◎ON THE LINE(2018年|6分45秒)
◎EVER WANTING (FOR MARGARET CHUNG)(2021年|6分20秒)
◎AFTER BED(2023年|3分)
◆ パレスチナ、レバノン、チェックポイント 〜中東クィア連帯の短編集〜
ユニークな視点でパレスチナやレバノンの現状や歴史を探求し提示する作品を、2000年代、2010年代、2020年代からそれぞれ1作品ずつ上映。イスラエルによる侵攻が続くパレスチナとレバノンのクィアの人たちを想い、そして世界中にいるパレスチナの人、パレスチナを想う人たちと連帯するためのプログラム。(合計37分)
*上映後には、保井啓志さんにお話をうかがいます!
◎シック・ポイント(監督:シャリーフ・ワーキド|2003年|5分|パレスチナ、イスラエル)
架空の空間「占領されたキャットウォーク」でモデルたちはイスラエルの検問所のために特別にデザインされた衣装を着て腹部を露出する。
◎モンディアル 2010 (監督:ロイ・ディーブ|2014年|19分30秒|レバノン)日本初上映
レバノンのゲイカップルがヨルダン川西岸地区中部のラマッラーでカメラを片手にロードトリップにでる。
◎ネオ・ナフダ(監督:メイ・ズィヤーデ|13分|2022年|レバノン、フランス)日本初上映
ロンドンに住む若い女性モナはある日、1920年代のアラブの女性たちが男装しているアーカイブ写真を見つける。
ゲスト
保井啓志(やすいひろし)…同志社大学研究開発推進機構(都市共生研究センター)学術研究員。2017年に東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究科修士課程、2023年に同博士課程修了。博士(学術)。論文に「シオニズムにおける動物性と動物の形象:近代化とショアーをめぐる議論を事例に」(『中東学会年報』38(1)、2022年)、“Vegan nationalism?: the Israeli animal rights movement in times of counter-terrorism”(Settler Colonial Studies 14(1)、2022年)など。専門はイスラエル地域研究、ジェンダー・セクシュアリティ研究、批判的動物研究。イスラエルのピンクウォッシュやヴィーガンウォッシングを中心に、イスラエルの性をめぐる政治や動物をめぐる政治がいかに国家の優位性やナショナリズム、また植民地主義に結びついてきたかに関心をもって研究を進めている。
Queer Visions 2024 artists include work by Catherine Gund, Polly Thistlethwaite, Dolores Perez, Jean Carlomusto, Sharif Waked, Roy Dib, May Ziadé and TT Takemoto.
Queer Visions 2024
主催:Queer Vision Laboratory|Normal Screen
連絡先:normalscreen@gmail.com