////////// Brazil Queer Short Films Now //////////
-11月24日 2時開始
-渋谷PARCO地下
-予約ページ https://t.livepocket.jp/e/dw54w
ブラジルでは同性愛者に関する差別発言を繰り返した極右ボルソナーロ政権が2019年から2022年まで続いた。だが、それにも屈せず堂々と政権批判や資本主義社会に疑問を投げかけるクィア映画が制作され、南米、北米、欧州の映画祭で上映されたそれらの作品が注目を集めている。そうした状況を背景に、セレクトした長編映画デビュー前の若手作家による作品の上映会を開催。全作東京初上映!
★ スペシャルゲスト 橋本清 ★
12月に横浜で『ゲイ・モノローグ』(構成・演出:y/n)の公演も控えている演出家で俳優の橋本清さんに参加してもらい、上映後に皆さんとお話しします!
➖➖➖➖ 上映作品 ➖➖➖➖
土地なきものたち
(監督:Anderson Bardot | 2020年 | 25分 | Inabitáveis)
年配の振付師、若いダンサー、クィアのこどもが出会い、踊りを通しブラジルにおける奴隷制の傷跡をみつめつつ先住民、ブラック/ブラウンやゲイとトランスの人々の生を鮮やかに描くダンス映画。
本作の監督/脚本/プロデュースを手がけたBardotは、世界の映画祭で13の賞を獲得。2023年には新たな短編『Procuro teu auxílio para enterrar um homem/I Seek Your Help to Bury a Man』をロッテルダム国際映画祭で発表している。
プライベート写真
(監督:Marcelo Grabowsky | 2020年 | 20分 | Fotos Privadas)
同棲中のラファとマテウスが刺激を求めて家にもう一人を迎え、新たな興奮と気づきをえる夜。
本作はMix Brazilで初上映され、その後も欧米の多くの映画祭で上映された。監督のGrabowskyは2011年に長編ドキュメンタリー『Witness 4』を発表し、2014年には短編映画『Chlorine/ Cloro』がニューヨーク映画祭、 リオデジャネイロとサンパウロの国際映画祭で上映された。次回作『Malibu』では、『フトゥーロ・ビーチ』の監督カリン・アイヌーがプロデューサーとして参加。
住めない星
(監督:Matheus Farias & Enock Carvalho | 2020年 | 20分 | Inabitável)
行方不明になった娘のロベルタを探す母。隣人やロベルタの友人と手がかりを探そうとするも刻々と時間だけがすぎていく。
ブラジルではLGBTQの人々に危険が及ぶことが多く、とりわけトランスジェンダーの人たちが3日に1人の割合で殺害されている。こうした現実をうけて制作された本作は、北米、南米、欧州の70以上の映画祭で上映された。
我慢と辛抱のかいあって
(監督:Érica Sarmet | 2021年 | 26分 | A WILD PATIENCE HAS TAKEN ME HERE)
年を重ねて一人で暮らすVangeが若いレズビアンの集まるパーティへやってきた。コミュニティのこれまでの道のりに強い関心をもつ若者たちと触れ合うことによって、彼女は少しずつ自分自身をとりもどしていく。
監督のSarmetはサンパウロでライター、リサーチャーとして活躍するかたわら、サンパウロ大学の博士課程に在籍、フェミニスト映画クラブ「Quase Catálogo」のキュレーションを行う。現在は短編ドキュメンタリーと長編デビュー作エコ・ホラー『Heaven Beneath Entrails』を準備中。
日時:2024年11月24日(日) 開場13:30 開演14:00
会場:渋谷PARCO B1F・GALLERY X BY PARCO (東京都渋谷区宇田川町15-1)
上演時間:約120分(予定)
料金:500円
予約ページ https://t.livepocket.jp/e/dw54w (livepocketのページ)
この上映と対話はパルコのカルチャーフェスティバル「あいとあいまいcity_logue」で行われます。
今年のあいとあいまいは渋谷に点在する複数の会場(フリンジ会場)で同時開催します。
「logue」は主に「話す」「論じる」などの意味を持つ英語の接尾辞で、ギリシャ語の「logos」から派生して「言葉」や「理由」を意味します。例えば、「dialogue」は「対話」、「monologue」は「独り言」、「prologue」は「序文」などと活用されます。
都市から漏れ聞こえてくる様々なlogueに耳を傾けてみることで、凝り固まった「らしさ」があいまいになる瞬間を創出できればという願いを"city_logue"というテーマに込めています。
協力:Queer Vision Laboratories