今年も開催、1日だけのクィア映画上映会。今回は、1970年代に親権を争ったレズビアンたちの姿とその後をとらえたドキュメンタリー、HIVと生きた/生きるゲイアーティストの声を詩的につなぎ合わせる作品、1940年代ハリウッドで仕事をする黒人女性を主人公にしたジュリー・ダッシュの短編作品などを全て日本語字幕つきで特別上映!ほとんどが日本初上映です。ぜひ気軽に遊びにきてください。
日時 11/16(日)
14:00開始(13:30開場|17:30終了)
会場 同志社大学 寒梅館 クローバーホール
(京都市上京区今出川通り烏丸東入)
資料代 500円(現金受付|予約不要|直接会場にお越しください。)
======== 上映作品 ========
こどもたちの最善の利益のために
In the Best Interests of the Children
監督:フランシス・リード、エリザベス・スティーヴンス、キャシー・ズートリン|1977|53:00|英語|アメリカ)
カリフォルニアのレズビアンの母親たちとその子どもたちに丁寧にインタビューし、親権争いや法的監視、社会的偏見に直面する8つの家族の多様な経験に耳を傾ける貴重なドキュメンタリー。デジタルリマスター版、日本初上映!
レズビアンマザーの親権
Lesbian Custody
(監督:サミュエル・トピアリー & モリー・スコニェツネ|2025|18:00|英語|アメリカ)
あれから50年、歴史的な『こどもたちの最善の利益のために』に登場した人々やフェミニスト映像集団Iris Filmsのレガシーを振り返る短編ドキュメンタリー。日本初上映!
イリュージョンズ
Illusions
(監督:ジュリー・ダッシュ|1983 | 34:00|英語|アメリカ)
1942年、戦時下のハリウッド。白人として「パス」し、映画会社重役と白人女優の歌声を代わりに担うアフリカ系の女性。三つの幻想が現実と衝突する物語。
____ Lost and Found and… ____
ロイド・ウォン、未完
Lloyd Wong, Unfinished
(レスリー・ロクシ・チャン|2025|29:00|英語|カナダ)
90年代前半にトロントでHIVと生きる体験を記録したロイド・ウォンの映像を世代の違う作家が調べたことの断片と組み合わせた実験的なドキュメンタリー。ベルリン国際映画祭2025で短編部門金熊賞とテディ賞を受賞した注目作、日本初上映!(元映像監督:ロイド・ウォン)
1周、走りたい衝動
The Urge To Run A Lap
(レスリー・ロクシ・チャン|2017|14:04|英語|カナダ)
ひょんなことから記憶が蘇り、大人の女性が高校生の自分と向き合う。中絶をしたこと、同じ境遇の女の子たちと過ごした建物のこと。イメージと言葉で夢を辿るように綴られる。日本初上映!
失くしもの
유실물
(キム・ジェウォン|2025|10:57|韓国語|韓国)
大きなテーブルの上に置かれた様々なモノたち、そして連なる言葉の数々。それらが、語られることのない体験や人知れず過ごす夜の気配を漂わせる。ソウル拠点のアーティストが春に台北で行われたグループ展「Incurable Alliance」で発表した作品を日本初上映!
Queer Visions 2025
主催:Queer Vision Laboratory|Normal Screen
連絡先:normalscreen@gmail.com
Queer Visions 2025 at Doshisha University, Clover Hall in Kyoto. November 16, 2 PM.
Screening films and art by Samuael Topiary & Molly Skonieczny / Frances Reid, Elizabeth Stevens, & Cathy Zheutlin / Julie Dash / Lesley Loksi Chan / Jaewon Kim.