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Queer Visions Virtual

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昨年11月に同志社大学での開催が延期されていたQueer Visions 2020を一部内容に変更をくわえ、オンラインで開催!

配信作品:

 ゴールデン・ゲート・ガールズ

脚本/監督/ナレーション/編集/撮影:S. ルイザ・ウェイ
2013年|90分|日本語字幕つき|Golden Gate Girls

 
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香港の女性監督第一号。サンフランシスコ生まれで、オープン・レズビアンでもあったエスター・エンのドキュメンタリー、日本初公開!

サンフランシスコ生まれで香港で最初の女性監督であるエスター・エン(1914-1970)の生涯と彼女の生きた時代をたどる長編作品。エンは1937年から1961年の間に10本の広東語トーキー映画を監督。彼女の11本の広東語映画は第二次世界大戦の前、最中、後に中国人観客のために監督されたものである。ブルース・リーが女の子の赤ちゃんとして映画デビューしたのは、1941年にエンが監督した『ゴールデン・ゲート・ガール』でのことであった。

1943年にドロシー・アーズナーが引退し、1949年にアイダ・ルピノが監督業を開始するまで、エスター・エンはアメリカにおいて長編映画を作っていた唯一の女性映画監督だったのである。中国語と英語のマスメディアにおけるエンの痕跡をたどりつつこの映画は、エンについての失われた物語を再び語り始める。エンが監督したうち現存する2本の作品からの映像、その他の作品からもスチール写真やポスター、6冊のプライベートな写真アルバム、彼女が見たであろうサンフランシスコのニュース映画、アーカイブから発掘した何百もの写真による驚くべき視覚イメージによってエンの人生と彼女が生きた激動の時代が描き出される。

『ゴールデン・ゲート・ガールズ』は単にエスター・エンの伝記を描いたものではなく、勇気をもって言語、文化、ジェンダーの境界を超え、太平洋の両側で活躍した女性映画監督のパイオニアに対する賛辞である。

監督: S・ルイザ・ウェイ
中国出身。文化革命の時に生まれ育つが1992年に中国を離れ、カナダで文学と映画を学ぶ。2001年に香港に移り住み、この13年間は映画制作をしながら、香港城市大学で映画制作、ストーリーライティング、メディア文化について教鞭をとる。最新作の長編ドキュメンタリーでは、キューバで広東オペラを学び披露するも、カストロ政権によりそれを中止していた二人をとらえている。

 

3月27日 7PM〜
S・ルイザ・ウェイ監督とオンラインで結びQ&Aを行います !
( 30分ほどを予定)

参加方法:
以下のリンク先フォームから申し込みをしてください。
申し込みされた方にEメールで上記内容の配信URLをお送りします。
参加費:無料
映画の配信は3月いっぱいを予定しています。

https://forms.gle/ShZJyoG87W5KnAbw5

主催:Queer Vision Laboratory|Normal Screen

Queer Visions は、2018年から京都で行っている1日限定の映像上映プログラムです。

Queer Visions 2018について: http://normalscreen.org/events/qv18
Queer Visions 2019について: http://normalscreen.org/events/qv19

・3月16日、本ページ公開
・告知ツイッターなどで表記していたエスターの名前をアンからエンに変更。

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