道をつくる 2022 レポート


loneliness booksとノーマルスクリーンが企画した2日間にわたるイベント「道をつくる 2022 - 韓国クィアの今、その声のいくつか - 」を振り返りここに記録します。

会場は渋谷パルコの9階にある、GAKU。1日目には、ワークショップ「プラカードを作って東京トランスマーチを歩こう!」を開催。冒頭には東京トランスマーチ共同代表の浅沼智也さんが短い時間でトランスマーチの開催背景や必要性を話してくれました。大人気で、参加できなかった希望者もいらっしゃいました。ごめんなさい!ワークショップをリードしてくれたSuper-KIKIさん宮越里子さんは、必要物の調達から準備して内容も丁寧につめて実現してくれました。ありがとう!

1日目の夜には、キム・ギョンムク監督の『啐啄同時』(そったくどうじ)日本初上映後に[trailer talk 二丁目から梨泰院へ] を開催! 東京とソウルのゲイタウンでK-POPはどのように楽しまれているのか?そこからどのような政治状況をかんがえることができるのか、などをDJ Hugestさん、性教育パフォーマーのラビアナさん、trailer zine創刊者のキム・サンウさんに話してもらいました。「KpopはBoA止まり」というラビアナさんのような来場者も熱心に聞き入っていました。トーク後にはDJ Hugestさんが音楽で盛り上げて会場がK Pop Loungeに!来場者とゆるく交流したり踊ったりブースで販売物を見たり楽しい時間になりました。

2021年に亡くなったアーティストのジョン・ナファンさんを追悼する上映と展示も行われました。2日目の冒頭ではloneliness booksの潟見さんがジョン・ナファンさんとの交流の思い出や彼の作品についてはなしてくれました。会場GAKUの壁には、彼が手がけたポスター作品を展示。展示のコーディネートとデザインは東京を拠点に活躍するアーティストのパク・サンヒョンさんが担ってくれました!

2日目のトークでは、「これから読みたい、観たい、クィアの物語」と題し、 アロマンティック、アセクシャルでトムボーイで人文系大学院生でクィア映画&K-POPファン、そしてZine「A is OK.」の著者である鳥海さんと、『骨噛み』が世界の映画祭で高く評価されるアニメーション作家・矢野ほなみさんに話してもらいました。

鳥海さんはKpopが見せてくれた型にはまらないリアルなスタイル(Amber!)が与えてくれた肯定感や広がる可能性、矢野さんはインディーのアニメーション作品の制作だけではなく、上映をした経験からも話してくれました。

『よろよろウェディングマーチ』上映後には韓国から本作監督のホン・ミンキさんがオンラインで登場!最近この作品について文章も書かれたということで、会場からの質問にも丁寧かつ的確な答えをたくさんもらい、充実したQ&Aとなりました。その後、ドキュメンタリー『ウィークエンズ』を上映し、本作を配給するloneliness booksの潟見さんと字幕をつけた植田さんが解説。『ウィークエンズ』が制作された頃の韓国のプロテストやプライドマーチの話に加え、最近の政治状況や地理的感覚などもふくめ話してもらい、イベントは終了しました。来てくれた皆さん、イベント開催のために尽力してくれた皆さん、どうもありがとうございました!

会場のGAKUの皆さんには「道をつくる」という名前が決まる前から、完全サポート体制!本番も朝早くから夜遅くまで助けてもらいました。共催のloneliness booksとは、アイデアを出し合い話し合い、一緒に辛抱強く準備をすすめてくれました。そしてカッコいいデザインイメージもたくさん作ってくれました!皆さんありがとう!

#道をつくる 2022

Normal Screen and loneliness books presented a two-day event MAKE THE ROAD Queer Voices from Korea Today! We invited the artists Super-KIKI and Satoko MIYAKOSHI to organize a protest-sign-making workshop. The activist and co-founder of Tokyo Trans March, Tomoya ASANUMA, joined us, too, and explained the stories behind the march.

Normal Screen held a two-day event that focused on Queer film and publishing from Korea today with Tokyo’s micro bookstore loneliness books! It was our first time organizing an event and we named it Make the Road. There is a space called GAKU inside Parco Shibuya, and GAKU was super helpful since the day we reached out to them about this project, and even at the sites, they were very supportive to set up the space.

All the people who came to the event and/or supported, and took the time for this event, I want to say 고맙습니다 !

写真:ジョ・ビョンウク、秋田祥

イベントの上映作品などの詳細はこちら:http://normalscreen.org/events/michi2022

Being and Belonging イントロダクション

Introduction

Being & Belonging(在ることと属すること)は、HIVとAIDSをめぐる、十分に語られていない物語に光を当てる映像作品プロポーザルを求めるオープンコールとして始まりました。アーティストとキュレーターからなる審査員たち —エズラ・ベヌス(Ezra Benus)、ホルヘ・ボルデロ(Jorge Bordello)、ローラベス・リマ(Lauraberth Lima)、そしてニコ・ウィードン(nico wheadon)— が、AIDS危機に関する語りからこれまで排除されてきた声を集めることを目指し、届いたプロポーザルを品評しました。そうしてできあがったのが、ポピュラーカルチャーにおけるHIV表象とも、ここ数年間の私たちVisual AIDSの制作物とも大きく一線を画した、7本の短編映像作品からなるプログラムです。

すべての映像作品がHIVとともに生きるアーティストの視点から作られているのは、今回のプログラムが初めてです。世界各地の5カ国に住まう今年のアーティストたちは、1996年の抗レトロウイルス治療法 —HIVとともに生きる人々の生存確率を大幅に押し上げ、エピデミックにおけるターニングポイントとなった治療法— の登場後にHIV感染の診断を受けた者がほとんどである若い世代を代表しています。その映像作品の焦点はハッキリと「今この時」に絞られ、AIDS危機最初の数十年にしばしば重ねられる悲劇、喪失、あるいはヒロイズムのナラティブとは対照的な、幅広い現代の問題や経験が描き出されています。

Being & Belongingに含まれる映像作品のいくつかは、「Undetectable = Untransmittable(検出限界以下なら感染はしない)」という言葉を参照しています。この言葉は、抗レトロウイルス治療がうまくいけば、体内のHIVの量が他人に移しえないレベルまで減るという事実を反映したものです。このシンプルな事実は、HIVに関する活動や陽性者を支援する人々(HIV advocates)にとって、伝染の恐怖を鎮めるための強力なツールとなってきました。キム・ジェウォン(Jaewon Kim)クリフォード・プリンス・キング(Clifford Prince King)はいずれも、HIVとともに生きながら親密な関係性を築くことを詩的な形で振り返り、U=Uの時代に欠かすことができない新たなナラティブを確立しています。

抗レトロウイルス治療は非常に効果の高いものですが、世界各地のHIVとともに生きる人々の多くにとって、まともなケアはまだ手の届かないものです。今回のプログラムでフィーチャーされた国は(米国を除き)すべて国民皆保険制度をとっています。それでもなお、特許法や利益を優先する製薬会社がHIV治療薬の値段を大幅に吊り上げており、結果として一部の政府は、HIVとともに生きる人々やその他の「ハイコスト患者」に提供するケアの程度を落としています。今回のプログラムでは、コロンビア政府が提供する安価な薬の副作用として黄疸を経験しているカミロ・アコスタ・ハンターテキサス(Camilo Acosta Huntertexas)とサンティアゴ・レムス(Santiago Lemus)、そしてメキシコにおける植民地支配と薬へのアクセスの複雑な交差について考察するジョエル・サンポルテカ(Jhoel Zempoalteca)とラ・ジェリ(La Jerry)の声を聞くことができます。

Being & Belongingは、HIVに対する応答においてもっぱら統計としてしか表象されない —あるいはまったく描かれない— 様々な視点にも光を当てます。カミラ・アルセ(Camila Arce)は、アルゼンチンにおいて生まれながらにHIVに感染していた若き世代に声を与え、多くの仲間を殺してきた制度的ネグレクトに若者たちが立ち向かうさまを描きます。ダヴィナ “Dee” コナーDavina “Dee” Conner)は、カリン・ヘイズ(Karin Hayes)とともに、米国においてHIVとともに生きる黒人女性の証言をコラージュし、彼女たちが体験する医療への不信や露骨な差別、そして不可視性を省察します。またミキキ(Mikiki)は、注射薬使用をめぐる対話を新しい挑発的な枠組みで捉え直し、咎めと罰ではなく快楽とつながりを全面に押し出しています。 

Being & Belongingを形作る親密な一人称の語りは、見過ごされてしまうことの多い物語に深みと洞察を与え、HIVとともに生きつつも「ここに自分は属している」という感覚を作り出すために力を尽くしている人々の粘り強さと芸術性を具現化しています。7つの映像作品を通して見えるのは、アーティストとかれらのコミュニティが、ミクロとマクロの両レベルで —すなわちパーソナルな関係性において、あるいは政府の定めた構造と対極の位置で、さらには主流のHIV/AIDSをめぐるナラティブと対照的なところで— 自らの自主性を確立している様子です。

Being & Belongingは新たなイメージ、物語、感覚を見る人に届け、HIVとともに生きることの意味についての想定やそれらの経験の表象を攪乱します。これらの映像作品を見ながら、ぜひ考えてみてください— あなたがもつHIVについての知識はどこから来たのか、そしていったいそのどれほどが、今この時をHIVとともに生きている人の視点からのものなのか。そして生きられた経験の微細なニュアンスが語られる空間をつくり、今日HIVとともに生きている人々の感情の現実を進んで受け入れることで、どのような新しい可能性が開くのかを。


この文章は、テッド・カー、ブレイク・パスカル、カイル・クロフトがコレクティブのWhat Would an HIV Doula Do?とThe New School大学のテッド・カーの授業「Life During Memorialization: History and the Ongoing Epidemic of HIV/AIDS in the USA」で学生の意見を聞きながら作成された資料に掲載されたイントロダクション。それをノーマルスクリーンで翻訳したものです。(翻訳:佐藤まな)

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年12月

Normal’s List
December 2022

10/15(土)〜2023/1/30(月) 展覧会「Who the Bær」サイモン・フジワラ ◎プラダ青山店 https://www.prada.com/jp/ja/pradasphere/special-projects/2022/who-the-baer-prada-aoyama.html

11/12(土)〜2023/2/19(日) ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台 ◎東京都現代美術館 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Wendelien_van_Oldenborgh/

11/20(日)〜2023/2/26(日) 第1回MIMOCA EYE /ミモカアイ ◎丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 https://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2022/11/20/2651/

11/26(土)〜12/2(金) UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL'22 ◎下高井戸シネマ https://lit.link/en/UCF

12/1(木)~12/14(水) UNHCR難民映画祭 ◎文京シビックホール/オンライン https://unhcr.will2live.jp/cinema/

12/1(木)〜12/11(日) 展示「In Bloom」 フォスター・ミックリー with Madame Bonjour JohnJ(RED awareness-アートで会話しよう) ◎community center akta https://akta.jp/information/4390/

12/1(木)~2023/3/26(日) 六本木クロッシング2022展:往来オーライ! ◎森美術館 https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2022/

12/1(木)~12/17(土) ヨコハマダンスコレクション2022 ◎横浜市市⺠⽂化会館 関内ホール https://yokohama-dance-collection.jp/

12/1(木)~12/18(日) 横浜国際舞台芸術ミーティング ◎KAAT、STスポットなど https://ypam.jp/

12/2(金) 「文学は、傷ついた経験をいかに語り、癒せるか」(岩川ありさ、水上文) ◎三鷹・ユニテ/オンライン https://www.unite-books.com/event

12/2(金)〜 映画『あのこと』 ◎Bunkamuraル・シネマ https://gaga.ne.jp/anokoto/

12/3(土) 座談会「クィア演劇史は可能か 劇を書く、抵抗を読む(欲望)」 ◎室伏鴻アーカイブカフェShy https://docs.google.com/document/d/1HDcV12hWbma88H1p7Yo557lD9badx5GEdUl9dYfP9wA/

12/3(土) 「Being & Belonging」上映 + ディスカッション ◎community center akta https://normalscreen.org/events/dwa2022

12/3(土)〜12/30(金) ネルソン・ホー個展「Memory is a Garden」 ◎六本木・Gallery Ether https://www.galleryether.com/

フェミニズムはトランスと共に・トランスの権利をめぐるグローバルな戦い(明日少女隊) ◎オンライン https://transinclusivefeminism.peatix.com/

12/4(日) NOT ALONE CAFE TOKYO ◎九州男 https://aidsweeks.tokyo/event/2022/1204-not-alone-cafe

12/6(火) 「監督と研究者で考える これからの映画とLGBTQ+」(WASEDA ALLY WEEKS) ◎早稲田大学 早稲田キャンパス/オンライン https://www.waseda.jp/inst/gscenter/news/2022/09/29/6087/

12/6(火)  ACTIVISTS HAUS ◎下北沢LIVE HAUS https://livehaus.jp/schedule/

12/6 & 12/7 本物(ルーク・マカロナス、日野昼子|YPAMフリンジ) ◎シャノアール https://ypam.jp/programs/fr121

12/8(木) Tokyo AIDS Weeks -Red Awareness - Party ◎Dragon Men 

12/9(金)〜 映画『ホワイト・ノイズ』 https://youtu.be/1vqTimt9pQ0

12/9(金)〜 映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 ◎Netflix/EJアニメシアター新宿など https://www.pinocchio-jp.com/

12/9(金)〜12/13(火) 「俺が代」(公演かもめマシーン) ◎STスポット https://ypam.jp/programs/fr111

12/10(土) 映画『リングワ・フランカ』(Gucchi's Free School) ◎ストレンジャー https://stranger.jp/movie/462/

12/14(水) 本「純粋な人間たち新刊」(英治出版|モハメド・ムブガル=サール著|平野暁人訳) https://honto.jp/netstore/pd-book_31979216.html

12/16(金)〜 映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』 ◎新宿ピカデリーなど https://www.aardman-jp.com/shaun/shaun-christmas/

12/16(金)〜 映画『ケイコ 目を澄ませて』 ◎テアトル新宿 ほか https://happinet-phantom.com/keiko-movie/

12/17(土) 映画『The Law of Love』上映&ダイアログセッション ◎SHIBAURA HOUSE https://mtm2022-law-of-love.peatix.com/

12/17(土) 黒澤潤 猫耳 NEKO-MIMI 2Kリマスター版世界初上映 ◎栃木・Center Alternative Space and Hostel https://center-kanuma.net/neko-mimi-2k/

12/23(金) 映画『猫たちのアパートメント』 ◎ユーロスペースなど http://www.pan-dora.co.jp/catsapartment/

12/24(土) 映画『ウィークエンズ』上映会&トーク ◎community center akta https://qpptokyo.com/items/63810b854292bf2f06c44177

12/27(火)、28(水) 香港映画祭2022 ◎ユーロライブ https://hkfilm2021.wixsite.com/2022

12/29(木)、30(金) gaku-GAY-kai 2022「贋作・テンペスト」(劇団 フライングステージ) ◎新宿シアター・ミラクル http://flyingstage.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e76784.html

Being & Belonging」参加作品「Kiss of Life」Clifford Prince King, 2022

その頃、インターネットでは、、、

・『僕の巡査』 on Amazon https://youtu.be/k47WLR0ko5k

・『ヤングロイヤル シーズン2』 on Netflix https://youtu.be/zUBsmQ-OByM

・『ブルー・バイユー』 on Amazon prime videoなど

・THE TETORAPOTZ + SNATCH in Ishinomakiライブ(Reborn-Art Festival) https://youtu.be/CDoOWq-PXzs

・TOKYO AIDS WEEKSを語ろう https://www.youtube.com/@user-os4sd5en2l/

・世界エイズデーをきっかけに 〜コミュニティセンター&居場所をつなぐ https://youtu.be/q-JRWU8P4Schttps://aidsweeks.tokyo/event/2022/1203-communitycenter-ibasho-wo-tsunagu

・日本映画12作品無料配信on JFF+ https://jff.jpf.go.jp/watch/independent-cinema/

・FILMS FROM IRAN FOR IRAN on Another Screen https://ja.another-screen.com/films-from-iran-for-iran

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年11月

Normal’s List
November 2022

10/8(土)〜12/18(日) 川内倫子「M / E 球体の上 無限の連なり」 ◎東京オペラシティ アートギャラリー https://rinkokawauchi-me.exhibit.jp/

10/8(土)〜11/7(月) Do it! わたしの日常が美術になる 国立新美術館所蔵資料に見る1970年代の美術  ◎国立新美術館 https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/doit/

10/15(土)〜2023/1/30(月) 展覧会「Who the Bær」サイモン・フジワラ ◎プラダ青山店 https://www.prada.com/jp/ja/pradasphere/special-projects/2022/who-the-baer-prada-aoyama.html

10/29(土)〜11/6(日) 第23回東京フィルメックス ◎有楽町朝日ホール https://filmex.jp/

11/2(水)〜11/27(日) 「イミ・クネーベル、エリック・スワーズ」 ◎KEN NAKAHASHI https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/imi-knoebel-erik-swars

11/2(水)〜11/6(日) Four Seasons 四季 2022(劇団フライングステージ) ◎OFF OFFシアター https://stage.corich.jp/stage/176348

11/3(木)〜11/13(日) 演劇『ことばにない』(ムニ) ◎こまばアゴラ劇場 https://muniinum.com/2022/07/05/kotobaninai2022/

11/3(木)〜 映画『恋人はアンバー』 ◎TOHOシネマズ シャンテほか全国 https://dating-amber.asmik-ace.co.jp

11/3(木)〜 ドラマ『イルマ・ ヴェップ』 ◎U-NEXT https://youtu.be/PTHd93HJg5Q

11/5(土)〜11/26(土) ドキュメンタリー・ドリーム・ショー ――山形 in 東京2022 ◎K's cinema、アテネ・フランセ文化センター https://www.cinematrix.jp/dds2022/

11/5(土)&6(日) 国際映画祭を解剖する! ◎Anchorstar MPR https://kaibo2022.peatix.com/

11/11(金)〜 映画『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』 ◎キノシネマ他 https://movie.kinocinema.jp/works/persianlessons

11/11(金)〜 映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』 https://wwws.warnerbros.co.jp/dontworrydarling/

11/11(金)〜 映画『Fire of Love』 ◎Disney+ https://youtu.be/oMArx64RBO4

11/12(土) 東京トランスマーチ ◎新宿中央公園 水の広場 http://march2022.wp.xdomain.jp/

11/12(土)〜12/11(日) ディスカッション「映像のパフォーマンス2」(東京芸術祭実行委員会) ◎オンライン  https://tokyo-festival.jp/2022/program/online-performance

11/12(土)〜 映画『雨の詩』 ◎ポレポレ東中野 https://www.amenouta-movie.com/

11/13(日) 映画『タンズ アンタイド』上映&トークセッション ◎立教大学 池袋キャンパス https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/gender/news/2022/mknpps0000021y4t.html

11/13(日) カナイフユキさんときくちゆみこさんのお話し会『人と一緒にいることのうれしさ、むずかしさ』(me and you) ◎twililight https://ignitiongallery.tumblr.com/

11/14(月) 映画『FLEE フリー』上映+トーク (Chuo Diversity Week 2022|中央大学ダイバーシティセンター) ◎中央大学 多摩キャンパス https://twitter.com/chuo_dc/status/1585902006736023552

11/16(水)〜11/19(土) 笠井叡『DUOの曾』 ◎吉祥寺シアター https://www.musashino.or.jp/k_theatre/1002050/1003231/1004104.html

11/19(土)〜12/2(金) 映画『ボクらのホームパーティー』 ◎K’s cinema新宿 https://bokupa-movie.com/

11/23(水) 映画『ガール・ピクチャー』(フィンランド映画祭 2022) ◎ユーロスペース  http://eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000637

11/23(水) 「セックスワークは社会の鏡」セックスワークから考える、愛と労働の幻想(要友紀子、栗田隆子|wezzy) ◎オンライン https://wezz-y.com/archives/95207

11/26(土)~12/2(金) UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL‘22 ◎下高井戸シネマ https://lit.link/en/UCF

11/26 & 11/27 映画『ハーヴェイ・ミルク』 ◎K2 http://www.pan-dora.co.jp/?p=289

11/27(日) Queer Visions 2022 ◎京都・The Side http://normalscreen.org/events/qv22

 

その頃、インターネットでは...

・映画『本当に遠い所』 ◎dTV https://video.dmkt-sp.jp/ti/10077317/

・院内集会「入管法は今が岐路――排除をやめて共生へ」記録動画配信 https://www.openthegateforall.org/2022/10/blog-post.html

・表現と「わたし」の身体 —dumb type《S/N》のパフォーマー、THE OK GIRLSとブブ・ド・ラ・マドレーヌが語る https://www.artweektokyo.com/talks/2022vol2/

・Little Deaths『The Mark of Lilith』『Sex, Lies, Religion』映画配信(Another Screen) https://www.another-screen.com/the-mark-of-lilith-sex-lies-religion

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年10月

Normal’s List
October 2022

8/27(土)〜12/18(日) 第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”(杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]) ◎資生堂ギャラリー https://gallery.shiseido.com/jp/

9/3(土)~10/30(日) 装いの力―異性装の日本史 ◎渋谷区立松濤美術館 https://shoto-museum.jp/exhibitions/197iseisou/

9/23(金)〜10/23(日) アマポーラ・プラダ/松下真理子 二人展 「生命」 ◎KEN NAKAHASHI https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/seimei

9/3(土)~10/30(日) 装いの力―異性装の日本史 ◎渋谷区立松濤美術館 https://shoto-museum.jp/exhibitions/197iseisou/

10/1(土)&10/2(日) パフォーマンス フロレンティナ・ホルツィンガー TANZ(タンツ) ◎ロームシアター京都 https://kyoto-ex.jp/shows/2022_florentina_holzinger/

10/1(土)〜10/23(日) KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022 ◎ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座ほか https://kyoto-ex.jp/

10/1(土)〜10/21(金) 第4回映画批評月間 〜フランス映画の現在をめぐって〜 ◎ユーロスペース https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/cinema20221001/

10/1(土)〜 映画『本当に遠い所』 ◎dTV https://video.dmkt-sp.jp/ti/10077317/

10/2(日) Not Alone Cafe ◎EAGLE TOKYO BLUE、オンライン https://twitter.com/NotAloneCafe

10/4(火)〜10/10(月・祝) アピチャッポン・ウィーラセタクン『太陽との対話(VR)』 ◎愛知県芸術劇場 https://aichitriennale.jp/artists/apichatpong-weerasethakul.html

10/5(水) トークイベント『VRはいかにパフォーマンスの領域を拡張するか?』(アピチャッポン・ウィーラセタクンと許家維(シュウ・ジャウェイ)|あいち2022) ◎愛知芸術文化センター/オンライン(PAチャンネル(YouTube)) https://aichitriennale.jp/news/2022/005059.html

10/6(木) 本『物語とトラウマ―クィア・フェミニズム批評の可能性』(岩川ありさ|青土社) http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3727

10/7(金)〜10/9(日) 『Education (in your language)』(y/n|東京芸術祭ファーム パフォーマンス試作発表) ◎東京芸術劇場 https://tokyo-festival.jp/2022/program/fle-yn

10/7(金)〜10/9(日) 『「クィア」で「アジア人」であることとは?』(セリーナ・マギリュー|東京芸術祭ファーム パフォーマンス試作発表) ◎東京芸術劇場 https://tokyo-festival.jp/2022/program/fle-serena

10/8(土)〜12/18(日) 川内倫子「M / E 球体の上 無限の連なり」 ◎東京オペラシティ アートギャラリー https://rinkokawauchi-me.exhibit.jp/

10/8(土)〜11/7(月) Do it! わたしの日常が美術になる 国立新美術館所蔵資料に見る1970年代の美術  ◎国立新美術館 https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/doit/

10/9(日) 映画『Hei Verden ヘイ ヴァルデン』上映会&ディスカッション ◎港区立男女平等参画センター リーブラ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfnGvIFEvUqIdM03UAt1806KfrCtqgytSNgrvDFgzUG0W0zEQ/viewform

10/9(日)& 10/10(月) 道をつくる 2022 - 韓国クィアの今、その声のいくつか - ◎GAKU(渋谷パルコ内) https://michi2022.peatix.com/  ★

10/9(日) 映画『アイ・アム・サムバディ / I AM SOMEBODY』 ◎下高井戸シネマ http://www.shimotakaidocinema.com/schedule/b/index.html

10/14(金)〜10/16(日) 『バラ色ダンス 純粋性愛批判』 序章 (川口隆夫など) ◎ゲーテ・インスティトゥート東京 https://takaokawaguchi.peatix.com/

10/14(金) 映画『マタンギ / マヤ / M.I.A.』(P.O.N.D.、肌蹴る光線) ◎渋谷 WHITE CINE QUINTO https://hadakerukosen.studio.site/posts/pond

10/15(土)〜2023/1/30(月) 展覧会「Who the Bær」サイモン・フジワラ ◎プラダ青山店 https://www.prada.com/jp/ja/pradasphere/special-projects/2022/who-the-baer-prada-aoyama.html

10月15日(土) トーク「『トランスジェンダー問題』を生きる」高井ゆと里 国際基督教大学ジェンダー研究センター ◎ZOOM https://twitter.com/icu_cgs/status/1573256317846048768

10/16(日) 「1970年〜2010年代 日本的〈キャンプ〉の水脈 岡部道男+高田冬彦」 ◎ゲーテ・インスティトゥート東京 https://takaokawaguchi.peatix.com/

10/21(金)〜 映画『アフター・ヤン』 ◎TOHOシネマズ シャンテ他 https://www.after-yang.jp/

10/24(月)〜11/23(水) 第35回東京国際映画祭 ◎東京ミッドタウン日比谷など https://2022.tiff-jp.net/

10/28(金)〜10/30(日) パフォーマンス「An Imperial Sake Cup and I ー恩賜の盃と私」(東京芸術祭) ◎東京芸術劇場 https://tokyo-festival.jp/2022/program/sake-cup

10/29(土)〜11/6(日) 第23回東京フィルメックス ◎有楽町朝日ホール https://filmex.jp/

義理の母(道をつくる 2022 - 韓国クィアの今、その声のいくつか - で上映)

啐啄同時/そったくどうじ(道をつくる 2022 - 韓国クィアの今、その声のいくつか - で上映)

 

その頃、インターネットでは...

・『トラジャル・ハレルはなぜ土方巽をヴォーギングするのか?』(国際芸術祭 あいち2022) https://youtu.be/oUJfGo3Px9s

・ホラー・ショートフィルム特集(Brillia SHORTSHORTS THEATER OINLINE) https://sst-online.jp/magazine/12654/

・「93歳のゲイ~厳しい時代を生き抜いて~」(MBS|映像’22)https://youtu.be/2dwlgPAX7Eo


サムネイル画像:義理の母

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年9月

Normal’s List
August 2022

4/27(水)~9/25(日) ラシード・ジョンソン「Plateaus」 ◎エスパス ルイ・ヴィトン東京 https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/magazine/articles/rashid-johnson-espace-louis-vuitton-tokyo

6/7(火)~10/2(日) 「ゲルハルト・リヒター展」 ◎東京国立近代美術館 https://richter.exhibit.jp/

7/30(土)~10/10(月) あいち2022 ◎愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区 https://aichitriennale.jp/

8/23(火)〜9/17(土) 第25回写真「1_WALL」展  ◎ガーディアン・ガーデン http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wall_photo_202208/gg_wall_photo_202208.html

8/26(金)〜 映画『スワンソング』 ◎シネスイッチ銀座、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか https://swansong-movie.jp/

8/27(土)〜12/18(日) 第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”(杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]) ◎資生堂ギャラリー https://gallery.shiseido.com/jp/

9/2(金)〜9/15(木) Personal Waves(菅野恒平、野村浩平) ◎MIDORI.so Bakuroyokoyama https://midori.so/midoriso_bakuroyokoyama

9/3(土)~10/30(日) 装いの力―異性装の日本史 ◎渋谷区立松濤美術館 https://shoto-museum.jp/exhibitions/197iseisou/

9/4(日) Not Alone Cafe Meets ◎九州男 https://twitter.com/NotAloneCafe

9/10(土) Oliver Simショート・フィルム『Hideous』上映  ◎ヒューマントラストシネマ渋谷 https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12963

9/10(土)  MOTORPOOLファイナルパーティ ◎ContactTokyo https://www.contacttokyo.com/schedule/motorpool-11/

9/16(金)〜9/25(日) IMAGE FORUM FESTIVAL 2022 ◎シアター・イメージフォーラム他  http://imageforumfestival.com

9/17(土) ダムタイプ『S/N』パフォーマンス記録映像 特別上映 ◎渋谷区立松濤美術館 https://shoto-museum.jp/exhibitions/197iseisou/

9/17(土)~9/19(月) イトー・ターリ 追悼展示 ~ターリさんが遺したもの~ ◎小金井 宮地楽器ホール https://www.facebook.com/events/775772903614627/

9/17(土)~9/25(日) 「Bedtime for Democracy」  ◎BUoY https://buoy.or.jp/program/bedtime-for-democracy/

9/17(土)〜10/7(金) 映画『リキッド・スカイ』40周年記念 4Kデジタル修復版(奇想天外映画祭) ◎新宿K’s cinema https://twitter.com/adansonia_negi

9/23(金) 映画『イリアック・パッション』(監督:グレゴリー・マーコポウロス) ◎シアター・イメージフォーラム http://www.imageforumfestival.com/2022/

9/23(金)〜 映画『秘密の森の、その向こう』 ◎ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか https://gaga.ne.jp/petitemaman/

9/24(土)〜 映画『バビ・ヤール』 ◎シアター・イメージフォーラム他 https://www.sunny-film.com/babiyar

9/30(金) 本「トランスジェンダー問題:議論は正義のために」(ショーン・フェイ著、高井ゆと里訳|明石書店) https://www.akashi.co.jp/book/b612082.html





その頃、インターネットでは、、、

・ドラマ版『プリティ・リーグ』 ◎Amazon prime https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B142ZY3T/

・映画『燃ゆる女の肖像』配信

・台湾発、中高年レズビアン17名の多彩な青春 『おばあちゃんのガールフレンド』を翻訳出版したい!クラウドファンディング (THOUSANDS OF BOOKS) https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/6228

・第2回東京トランスマーチ開催!新たに機材の充実・関連イベントの開催を実現したい!クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/15035


ノーマルの気になる催し物リスト 2022年8月

Normal’s List
August 2022

7/29(金)〜 映画『C.R.A.Z.Y.』 ◎新宿シネマリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか http://www.finefilms.co.jp/crazy22/

8/1(月) 本『ニュー・ダッド あたらしい時代のあたらしいおっさん』(木津毅|筑摩書房) https://twitter.com/tsuyoshi_kizu/

8/6(土)〜 映画『裸足で鳴らしてみせろ』 ◎ユーロスペース https://www.hadashi-movie.com/

8/6(土)〜8/27(土) 展示「転覆する体 アート、ジェンダーとメディア」 ◎The 5th Floor https://www.the5thfloor.org/ja/subversivebodies-artgenderandmedia

8/11(木・祝) LGBTQ+労働相談応援ライブ&トーク第2弾(プレカリアートユニオン) ◎パペラ https://twitter.com/precariatunion

8/12(金) 映画『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』 横浜シネマリン https://arcadebooks.co/barbandstar/

8/12(金)〜 ドラマ版『プリティ・リーグ』 ◎Amazon prime https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B142ZY3T/

8/18(木) 本『会話を哲学する』(三木那由他|光文社新書) https://www.kobunsha.com/

8/19(金) クィア・アニメーション上映2(ひろしまアニメーションシーズン) ◎JMSアステールプラザ https://animation.hiroshimafest.org/

8/19〜8/22 トランスジェンダー映画祭2022夏 https://transfilmsummer2022.peatix.com/

8/26(金)〜 映画『スワンソング』 ◎シネスイッチ銀座、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか https://swansong-movie.jp/

SHARE

その頃、インターネットでは…

・映画『エニシング・イズ・ポッシブル』https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09XK7SGCN/

・〜8/5(金) 短編映画集『ヤング&ワイルド Part 1』(ノーマルスクリーン) http://normalscreen.org/youngwild1

DIRTY


ノーマルの気になる催し物リスト 2022年7月

Normal’s LIST
July 2022

7/1(金)〜 映画『エルヴィス』 https://wwws.warnerbros.co.jp/elvis-movie/

7/1(金)〜 映画『ジャバーウォッキー 4Kレストア版』 ◎シネマート新宿ほか https://unpfilm.com/Jab4K/#modal

7/2(土)〜 映画『パレスチナのピアニスト』 ◎シアター・イメージフォーラム他全国順次 https://unitedpeople.jp/palestine

7/2(土) 映画『ユンヒへ』 ◎シネマート新宿 https://www.cinemart.co.jp/article/news/20220624006014.html

7/2〜7/8  斎藤大地 特集上映「earthearthearth」 ◎シアター・イメージフォーラム https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/5506/

7/3(日) NOT ALONE CAFE(ミニライブ:壱タカシ) ◎EAGLE TOKYO BLUE https://twitter.com/NotAloneCafe

7/3(日) 「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』刊行プレトークイベント(装談®|Tokyo Fashion Dialogos オンライン#03) ◎オンライン https://soudan-tfd-online03.peatix.com/

7/6(水) 映画『逃走のレクイエム』+「燃やされた現ナマ」出版記念講演 ◎インスティトゥト・セルバンテス東京 https://plata-quemada.peatix.com/

7/8〜7/21 第30回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭) ◎シネマート新宿・シネマート心斎橋・スパイラルホール https://rainbowreeltokyo.com/2022/

7/9(土) 「新宿二丁目の人びとに映されたスタアたち」(久保豊 × DQマーガレット) ◎LIVE STUDIO LODGE/ オンライン https://wezz-y.com/archives/94806

7/9(土) 上映「トランスジェンダーについて知るために」映画『最も危険な年』+講演会(神奈川県弁護士会、SHIP) ◎オンライン http://ship-web.com/news/1178/

7/10(日) 第26回参議院選挙

7/13(水) LOVERS 62 Teiji Lovers Birthday Bash ◎Club METRO https://www.metro.ne.jp/schedule/220713/

7/14(木) 本「歴史の中の多様な「性」日本とアジア 変幻するセクシュアリティ」(三橋順子|岩波書店) https://www.iwanami.co.jp/book/b608007.html

7/15(金)〜7/279水) MALE ART 2022/男のフェチズム展2 ◎新宿眼科画廊 https://www.gankagarou.com/show-item/202207maleart/

7/16〜18 ダンス公演『シロヤギ ト クロヤギ ト』(山田せつ子&倉田翠) ◎神楽坂セッションハウス https://shiroyagi-to-kuroyagi-to.peatix.com/

7/21(木) 本「言葉の展望台」(三木那由他|講談社) https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065283455

7/22(金) ライブ butaji x MONO NO AWARE ◎下北沢・シャングリラ https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/026xq2w1fze21.html

7/24(日) ジューシィー!25th Anniversary feat. Pink Bear長谷川 ◎AiSOTOPE LOUNGE https://twitter.com/bonjourjohnj/status/1537601826417442817

7/28(木)〜 『POSE』 シーズン3 ◎FOXチャンネル https://foxnetworks.jp/fox/program/index/prgm_id/22353

フェア「チベット文学のいまを知る」(春陽堂書店、書肆侃侃房、東京外国語大学出版会、勉誠出版) http://www.kankanbou.com/news/archives/366




その頃、インターネットでは…

・シンポジウム「制度設計、実態調査、日本映画のこれからを考える2」(Japanese Film Project) https://youtu.be/SPjvWF40guQ

・映画界が抱える課題「ジェンダー格差・労働環境・若手人材不足」を解決したい!(Japanese Film Project) https://camp-fire.jp/projects/view/573088

・「ノンバイナリーの影/気配/足音を探して」(山内尚×吉野靫|本屋B&B) https://bbarchive220604a.peatix.com/

・アヤナ・ドォージエ レクチャー動画(「抵抗と生存の戦略:ブラックフェミニズムのアートアクティヴィズム」|subversive records) https://subversive-records.com/talks

・てんかんを聴く「ぽつラジオ」'22年5月号「運転がしたいです」https://youtu.be/4nTgCTNHdgA

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年6月

Normal’s LIST
June 2022

5/3(火)~6/26(日) 沖縄復帰50年記念「琉球」 ◎東京国立博物館 https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/

5/21(土)〜 映画『私のはなし 部落のはなし』 ◎ユーロスペースほか http://buraku-hanashi.jp/

5/22(金)〜6/13(月) 外国人技能実習制度廃止!全国キャラバン https://www.end-slavery.org/

〜6/26(日) 視覚トリップ展 ウォーホル、パイク、ボイス 15人のドローイングを中心に ◎ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202201/

6/1 & 11 映画『ピサの約束』(EUフィルムデーズ2022) ◎国立映画アーカイブ https://eufilmdays.jp/lineup/entry-1720.html

6/2(木) 映画『片袖の魚』 ◎スペイン大使館 https://twitter.com/katasodefish/status/1529392822268284928

6/2 & 22 映画『恋人はアンバー』(EUフィルムデーズ2022) ◎国立映画アーカイブ https://eufilmdays.jp/lineup/entry-1714.html

6/3(金)〜 映画『さらば、わが愛 覇王別姫』 ◎Bunkamuraル・シネマ https://www.bunkamura.co.jp/topics/cinema/6191.html

6/4(土) 映画『とても素敵なこと -初恋のフェアリーテール-』サム・フリークス Vol.18 ◎ユーロライブ https://peatix.com/event/1942101

6/5(日) Not Alone Cafe ◎九州男 https://twitter.com/NotAloneCafe

6/8 & 14 映画『TOVE / トーベ』 ◎国立映画アーカイブ https://eufilmdays.jp/lineup/entry-1717.html

6/10(金)〜 映画『FLEE フリー』 ◎全国ロードショー https://transformer.co.jp/m/flee/

6/11(土)〜 映画『スープとイデオロギー』 ◎ユーロスペース、ポレポレ東中野ほか https://soupandideology.jp/

6/12(日) 講演会「木下惠介とクィアな感性」 ◎木下惠介記念館 https://keisukemuseum.org/2022/05/23/2022-06-12-kinoshita-keisuke-with-queer/

6/12(日) 映画『バンビ:ある女の誕生』ゲスト:カルーセル麻紀 ◎アマランスラウンジ http://march2022.wp.xdomain.jp/

6/12(日)〜 ドキュメンタリー『ジャネット・ジャクソン 私の全て』 ◎ヒストリーチャンネル https://jp.history.com/janet/

6/14(火) Mayco Naing (メイコ・ナイン)さんによるポエトリーリーディングの集い ◎IRREGULAR RHYTHM ASYLUM/ オンライン http://ira.tokyo/event/9149/

6/14(火)〜 映画『ジェニファー・ロペス: ハーフタイム』 ◎Netflix https://youtu.be/gICGn8uYgv8

6/17(金)〜 映画『三姉妹 - ThreeSisters -』 ◎ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次 http://www.zaziefilms.com/threesisters/

6/18(土)〜 映画『百年と希望』 ◎ユーロスペースほか http://100nentokibou.com/

6/18(土) ぷれいす東京・活動報告会ぷれいす東京 ◎YouTube https://ptokyo.org/news/14916

6/24(金) 本「イン・ザ・ドリームハウス」カルメン・マリア・マチャド 著, 小澤身和子 訳(エトセトラブックス) https://etcbooks.co.jp/book/inthedreamhouse/

6/24(金)〜 映画『ファイアー・アイランド』 ◎ディズニープラス「スター」 https://youtu.be/G2QZ6FqF61g

「スープとイデオロギー」

その頃、インターネットでは…

・Q(WE)R Presents「ACT UP! FIGHT BACK! BLEND is beautiful!」(SUPER DOMMUNE)

 https://youtu.be/DXUlxLk2wZ8

・『Love You Forever』 http://normalscreen.org/blog/lyf-talk

・EUフィルムデーズ2022 https://eufilmdays.jp/online/

・映画界の実態を把握するアンケート調査(Japanese Film Project) https://twitter.com/JpFilm_Project/status/1507553394973868034

・揺れるX線(A MOVING X-RAY) サンドラ・ラハイア作品配信(Another Screen) https://twitter.com/anothergaze/status/1532147772257972224

『Love You Forever』監督、マシアホフ・セパンド インタビュー

ノーマルスクリーンで『『Love You Forever』』を日本初特別配信を行っていた2022年のゴールデンウィークに監督のひとりであるマシアホフ・セパンドさんとインスタグラムでお話ししました。

作品の詳細はこちら:http://normalscreen.org/events/lyf

そっちは夕方の6時?

そうです。オークランドにいます。

映画は多くの人たちに観られています。嬉しいですね。

公開してくれてありがとう。

今この配信を5人が観てくれてますね。友達だね(苦笑)。

そんなにインスタは見ないけど生配信は好きです。

イントロの素敵なメッセージも送ってくれてありがとう。あれは自分の部屋で撮影したんですか?

そうです。メッセージを送らないといけないのを忘れていて、あるパーティで酔っ払って帰ってきて、その流れで撮影しました。だから電話を使って変なことしてます(笑

質問ですが、象徴的なものがたくさん映画に使われていますね。見るたびに新しいものを見つけます。分かりやすいものもあれば隠されているものもありますね。例えば、ザクロが象徴的に使われているのは、はっきり分かります。初めからザクロを使うと決めていたのですか?

ザクロはイランでも有名なシンボルです。私と妹はイラン人ですが、イランでは命や生命力を象徴するものなので、たくさん食べると体にいい、とママがよく言っていました。だから私にはザクロがハート/心臓に見えます。私が自分の不安(anxiety)と付き合っていく際に頭の中でイメージするのは、胸から心臓を取り出して、自分の外に出す様子です。胸に抱えているには、ときどき辛すぎるから。映画の中では、私は妹に向かって、「あなたの夢を見て、自分の心臓を胸から取り出した」と言っていますが、ある意味、妹が私の心臓なのです。私が世界で一番好きな人、そんな彼女を失うということは、ザクロを私の体から掴み出すようなものです。

私の父はよくザクロを食べるたびに、戦争から帰ってきた人が「人肉はザクロの味がした」と言っていた、という話をしていたので、映画を観ていてそのことを真っ先に思い出しました。

いいですね。

始めからザクロは使いたかったってことですよね。

脚本を書いたときのことをあまり覚えていなくて。映画で描かれているものは一度に一気に湧き出てきたものです。内容を編集することもないまま「この脚本で作ろう」と話をすすめました。だから登場するシンボルのほとんどは私の無意識にあったもの。他に登場する象徴的なものですが... 他にわかりやすいのは、妹がクローゼットに隠れていて私は彼女を見つけることができないシーン。それはきっと、自分達がクィアとして育ち、お互いがクローゼットにいる状態から見つけ出したい、という体験と関係しています。彼女は「モンスターだけがクローゼットに隠れる」と言いますよね。クィアであり自分がモンスターのように感じ、さらにそこから外に出る、という体験の暗喩。それでもお互いを見つけださなければいけない。わかりやすいですがそういうことです。

あの家自体を何かの象徴として捉えることもできますよね。あの家で撮影することは当初から決まっていたのですか?

あの家に行ったことはなかったけど、ハナから説明を聞いていました。あれはハナのお母さんの家で、主に特徴について聞いていました。丘があることも聞いていて、その下に妹を立たせて上からどのように撮影するかもイメージしました。ハナが言葉で描写してくれていました。

そこに美しい海や自然があることも知っていたわけですね。観る人がシンボルにそれぞれの考えを投影することもできますよね。

映画を観るときはいつも暗喩について考えるのが好きです。本作の主なメタファーは、愛する人やものを失った後nなどの深い悲しみ(grief)で、しかも何も起こっていない時に感じる悲しみです。私の場合、妹に起こるかもしれないことついて心配しています。赤い灯りは現実ではなくて、私の頭の中にあることや恐れていることを表している。好きすぎて妹のことを恐れている、ということにもなりますね。
トランス女性としてこの世の中で生きるということは、それだけでも怖いことですが、姉妹でトランスとして生きてケアし合うということは本当に美しいことでもある。そうなんだけど、身の回りにある危険なことに影響されないというわけではない。平穏に存在することができないということですね。

この映画は2020年に発表されたんですよね?

2020年の終わりですね。

パンデミック前に撮影したということですか?

そう。始めは、ほぼ全ての映画祭が配信で、初めて劇場で上映されて私も参加できたのは、ロサンゼルスでおこなわれた全米監督協会での上映でした。私はロサンゼルスの出身だし協会のことも知っていたので、嬉しかった。一方、会場で大勢の人に観られるというのは怯むような体験で、自分の裸も彼らに見られたと思うとなんともおかしかったですね。

会場で観客と一緒に鑑賞して、反応も見られたというのはよかったですね。

みんな親切だし嬉しかったけど同時にとっても恥ずかしかった。自分の演技も恥ずかしくて、どうやってみんなこれを耐えるのと思いました。今後の自分の作品では自分は出ないと決めました。この作品は予算もなくて俳優を起用することはできなかったし、妹と私についての映画なので私たちが出ていることは間違ってはいないけど、オスカー受賞はないですね(苦笑)。

今後は役者と仕事をしてみたいということですね?

そうですね。これまでもMVなども監督していますが、セリフがあるものではなかったので、まず自分で演技をやってみるというのはいい経験でした。現場には私たち3人だけがいて、仲がいいので撮影中ずっと(共同監督の)ハナと妹は私の演技を馬鹿にして笑っていました(笑)。互いにですけどね。もちろん他の人だったらそんなことはしないけど。

チームに笑われながら演技をするのは大変だったのでは?(笑)

それはもう。3人で全部をやっていたので、自分たちだけでやり遂げたことを誇らしくも思います。撮影、照明、ブロッキングなど全てです。私は監督しながら演技もしました。大忙しです。でもすごいことだと思う。自分は音楽のDIYカルチャーにいました。ローランド(本配信主催者のひとり)と私は友人のロージーとバンドをしていて、おもちゃの楽器で始めて自分達もよくわかっていなかったけど、最終的には欧州ツアーをしていました。だから、小さなことから始めて驚くような結果につながることもある。

DIYカルチャーの話はLAのことですか?

大学生のときだからサンタクルーズね。カリフォルニア大学サンタクルーズ校に行っていました。でもそれが本格的になったのはオークランドで、周りにいた人たちはグライミーな音楽や映画やアートを作っていて、自分の実験的なスタイルを作るのには最適な場所でした。

この作品で不安と向き合ったということですが、この作品を制作し、他者と共有することで、不安に関して変化はありましたか?

結果を測るのは難しいですね。不安が完全に消えるということは無いと知りました。トラウマは形を変え、メンタルヘルスの問題として残ります。ただ、傾向を把握できるようにはなりました。感情を吐き出してすっきり!というわけにはいかない。いまでも愛する人を失うという不安は常にあります。でも少なくとも例えば映画を見てその状況を客観視できる。抱えているのは苦しいですが、私には対応策がある、そう思うようにしています。

今後もホラー作品を作りますか?

私が作るものはすべてホラー作品だと思います。ホラー大好きだし自分の表現にはベストですね。人生で自分が怖いと感じるものとの向き合い方がそうなのです。例えば準備中の新作は、『Smooth』というタイトルで、体毛についてです。私はイラン人で体毛が濃いのですが、毛を剃って社会の求めるフェミニニティにあわせようとするとき、たまに、皮膚をすべて剥ぎ取って筋肉もむしり取って骨だけになって何にもなりたくないと思うことがあります。ジェンダーに意味がなくなればいい、と思うのです。

(この会話は日本時間2022年5月5日朝にInstagram Liveで行われました。)

本編公開のために監督が送ってくれたビデオメッセージより。

 

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年5月

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MAY 2022

3/19(土)〜6/19(日) Tokyo Contemporary Art Award 2020-2022 受賞記念展 (山城知佳子、藤井光) ◎東京都現代美術館 https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2020_2022.html

4/9(土)〜5/28(土) ブブ・ド・ラ・マドレーヌ個展「人魚の領土ー旗と内臓」 ◎オオタファインアーツ https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/269-a-mermaids-territory-flags-and-internal-organs-bubu-de-la-madeleine/

4/16(土)~5/13(金) アメリカ映画史上の女性先駆者たち ◎シネマヴェーラ渋谷 http://www.cinemavera.com/preview.php?no=275

4/22(金)〜5/9(月) カナイフユキ個展『ゆっくりと届く祈り』 ◎渋谷PARCO B1F GALLERY X BY PARCO https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=942

4/23(土)〜5/6(金) マティ・ディオップ特集 越境する夢 ◎シアター・イメージフォーラム https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/5281/

4/27(水)〜9/25(日) ラシード・ジョンソン「Plateaus」 ◎エスパス ルイ・ヴィトン東京 http://espacelouisvuittontokyo.com

4/29 (金・祝)〜5/12(木) シャンタル・アケルマン映画祭 ◎ヒューマントラストシネマ渋谷 https://twitter.com/akermanfilmsjp

4/28(木)~5/15(日) 個展 小野田 藍、ユ・ソラ(Under35 2022 第1期) ◎BankART KAIKO http://www.bankart1929.com/

5/1(日)〜5/8(日) 映画『Love You Forever』無料配信 ◎ノーマルスクリーン/オンライン https://normalscreen.org/events/lyf

5/3(火)~6/26(日) 沖縄復帰50年記念「琉球」 ◎東京国立博物館 https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/

5/3(火) ライブ・パフォーマンス:Q(WE)R RADIO〜ラジオのように (Hirano Taichi、マダム ボンジュール・ジャンジ、フォスター・ミックリー|異性愛規範を解きほぐすためのエクササイズ、パート2) ◎UltraSuperNew Gallery https://gallery.ultrasupernew.com/tokyo/ja/exhibition/exercise-in-unlocking-heteronormativity-part-ii/

5/3(火)〜5/16(月) GINZAZA Edition 1:短編映画の可能性 The Possibilities of Short Films ◎Sony Park Mini http://ginzazafilms.com/

5/4(水) ACT UP! FIGHT BACK! BLEND is beautiful!(アキラ・ザ・ハスラー、DJ TASAKA、ジム・ハバード、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、溝口彰子、ジーン・カルロムスト、菅野優香、秋田祥、イザベル・オリヴィエ|Dommune) ◎SUPER DOMMUNE/オンライン https://www.dommune.com/streamings/2022/050401/

5/6(金) 小田香とシルヴィア・シェーデルバウアーによる新作短編映画プレミア ◎ゲーテ・インスティトゥート東京 https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=22876162

5/7(土) Pillow Talk〜枕詞〜 ◎SHIBUYA Valley https://www.shibuyavalley.com/events/5-7-pillow-talk-makurakotoba

5/7(土)〜8(日) タイポップカルチャーマーケット vol.0 ◎下北沢BONUS TRACK https://twitter.com/thaipopculture

5/8(日) LGBTと難民」LGBTハウジングファーストを考える会・東京 ◎オンライン https://lgbthf2022.peatix.com/

5/8(日) 映画『ラオコーンと息子たち』(ウルリケ・オッティンガー|パパの映画への挑発) ◎ゲーテ・インスティトゥート東京 https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/sup/g60.html

5/13(金)〜6/12(日) ヨーガン・アクセルバル「Looking Up」 ◎KEN NAKAHASHI https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/looking-up

5/14(土)〜 映画『パイナップル・ツアーズ デジタルリマスター版』 ◎シアター・イメージフォーラム http://pineapple-tours.com/

5/20(金)~6/5(日) 個展 寺田健人、熊谷卓哉(Under35 2022 第2期) ◎BankART KAIKO http://www.bankart1929.com/

5/23(月) 雑誌 エトセトラ VOL.7(特集:くぐりぬけて見つけた場所 いちむらみさこ責任編集) https://etcbooks.co.jp/book/etcvol7/

5/26(木) ゆっきゅん1stワンマンLIVE「自由が始まるDIVA Your Stage」 ◎渋谷WWW https://eplus.jp/sf/detail/3624030001-P0030001

6/4(土) 映画『とても素敵なこと -初恋のフェアリーテール-』(サム・フリークス Vol.18) ◎ユーロライブ https://peatix.com/event/1942101

その頃、インターネットでは...

・復帰50年・基地のない平和で誇りある豊かな沖縄をめざすオンライン県民大会~屋良建議書は実現されたのか~ https://youtu.be/kdrUBnU24l4

・『LGBTQ』報道の現在- 「LGBTQ報道ガイドライン」第2版公開記念 https://youtu.be/8WqpKJK3bhg

・映画界の実態を把握するアンケート調査(Japanese Film Project) https://twitter.com/JpFilm_Project/status/1507553394973868034

・『ドクターと嘘と女性:AIDSアクティヴィストの抗議運動』 http://normalscreen.org/events/drsliarswomen

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年4月

原田裕規「Waiting for」

3/11(金)〜4/10(日) 原田裕規 個展「Waiting for」 ◎KEN NAKAHASHI https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/waiting-for

3/19(土)〜6/19(日) Tokyo Contemporary Art Award 2020-2022 受賞記念展 (山城知佳子、藤井光) ◎東京都現代美術館 https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2020_2022.html

3/25(金)〜4/10(日) 展示「「ヴァーチャル・ボディ:メディアにおける存在と不在」」 ◎東京藝術大学上野キャンパス 陳列館 https://virtual-bodies.com/

3/29(火)〜 『スモール・アックス』スターチャンネルEX 配信 https://ex.star-ch.jp/special_drama/W7iMz




4/1(金)〜 映画『私はヴァレンティナ』 ◎新宿武蔵野館ほか全国 https://hark3.com/valentina/

4/1(金)〜 映画『英雄の証明』 ◎シネスイッチ銀座ほか https://synca.jp/ahero/

4/1(金)〜 映画『アネット』 ◎ユーロスペースなど全国 https://annette-film.com/

4/1(金)〜 映画『TITANE/チタン』 ◎新宿バルト9など全国 https://gaga.ne.jp/titane/

4/8(金)〜 映画『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』 ◎シネスイッチ銀座ほか https://deux-movie.com/

4/9(土)〜 映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』 ◎ユーロスペースほか全国順次 https://trenova.jp/hilma/

4/9(土)〜5/28(土) ブブ・ド・ラ・マドレーヌ個展「人魚の領土ー旗と内臓」 ◎オオタファインアーツ https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/269-a-mermaids-territory-flags-and-internal-organs-bubu-de-la-madeleine/

4/9(土) NHK「河瀨直美が見つめた東京五輪」 レガシーはこうして捏造される ◎文京シビックセンター/オンライン https://www.ajwrc.org/6774

4/9(土) SOPHIE Night ◎Eagle Tokyo Blue https://twitter.com/dragmaniajp

4/10(日) 本『夕焼雲の彼方に──木下惠介とクィアな感性』(久保豊|ナカニシヤ出版) http://www.nakanishiya.co.jp/book/b603188.html

4/15(金) 多様性表現の偏りと可能性(IWAKAN Volume 04 刊行記念トークイベント) ◎オンライン https://iwakan0415.peatix.com/

4/16(土)~5/13(金) アメリカ映画史上の女性先駆者たち ◎シネマヴェーラ渋谷 http://www.cinemavera.com/preview.php?no=275

4/20(水)〜 ドラマ『ロシアンドール』シーズン2 ◎オンライン/Netflix https://www.youtube.com/watch?v=bmN8yvz668E

4/22(金)〜5/9(月) カナイフユキ 個展 『ゆっくりと届く祈り』 ◎渋谷PARCO B1F GALLERY X BY PARCO https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=942

4/22(金)〜 ドラマ『HEARTSTOPPER ハートストッパー』 ◎オンライン/Netflix https://www.netflix.com/jp-en/title/81059939

4/22(金)〜 映画『パリ13区』 ◎新宿ピカデリーほか https://longride.jp/paris13/

4/22(金)〜 映画『カモン カモン』 ◎WHITE CINE QUINTOほか https://happinet-phantom.com/cmoncmon/

4/23(土) WAIFU DIAMONDS PRIDE SPECIAL ◎渋谷PARCO 9F-10F(ComMunE/ DOMMUNE/ GAKU) https://twitter.com/wife_WAIFU

4/23(土)〜5/6(金) マティ・ディオップ特集 越境する夢 ◎シアター・イメージフォーラム https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/5281/

4/29 (金・祝)〜5/12(木) シャンタル・アケルマン映画祭 ◎ヒューマントラストシネマ渋谷 https://twitter.com/akermanfilmsjp

カナイフユキ 個展 『ゆっくりと届く祈り』 

 



その頃、インターネットでは…

・映画『ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち』 on CANOA https://cinema.eiga.com/titles/331/

・「日本Lばなし」講演録 クラウドファンディング(パフスクール) https://camp-fire.jp/projects/view/559374

・映画『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』 on Apple TV+ https://youtu.be/dBeqamGDdoE

ノーマルの気になる催しものリスト 2022年3月

Normal’s List
March 2022

1/15(土) ~3/13(日) 沖縄県立博物館・美術館 琉球王国文化遺産集積・再興事業 巡回展 「手わざ -琉球王国の文化-」 ◎東京国立博物館 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2132

2/21(月)~3/13(日) 山田参助個展「山田参助博覧会」 ◎ヴァニラ画廊 https://www.vanilla-gallery.com/archives/2022/20220221ab.html

2/22(火)〜3/26(土) 展示 Flame(アキラ・ザ・ハスラ―、樫木知子、ザイ・クーニン、ザン・エンリ、嶋田美子、竹川宣彰、チョン・ユギョン、ナムジュンパイク、久門剛史、リウ・チュアン) ◎Ota Fine Arts https://www.otafinearts.com/

2/26(土)〜3/20(日) 展示 (((((,(久保田智広、原田美緒|アリウェン、うらあやか、大橋鉄郎、倉敷安耶、パク・サンヒョン、檜皮一彦) ◎駒込倉庫 https://www.komagomesoko.com/post/676589263873343488

2/26(土)〜 映画『チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー』 ◎シネ・ヌーヴォ、MOVIX 堺、ユーロスペースほか全国 https://www.madegood.com/welcome-to-chechnya/

3/3(木)〜3/21(月) 映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』 『これは君の闘争だ』 ◎東京都写真美術館 https://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-4260.html

3/4(金)〜 映画『テオレマ 4Kスキャン版』『王女メディア』(パゾリーニ生誕100年) ◎ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか http://www.zaziefilms.com/ppp2022/

3/4(金)〜 映画『MEMORIA メモリア』 ◎ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテなど http://www.finefilms.co.jp/memoria/

3/5(土) デパートメントH 2099 ◎鶯谷東京キネマ倶楽部 https://ameblo.jp/department-h/

3/6(日) 「ヒストリー・レッスンズ—日本におけるフェミニスト/クィア映画キュレーションの現在」(ICUジェンダー研究センター、ヴューラー・シュテファン、subversive records) ◎オンライン/Zoom https://subsite.icu.ac.jp/cgs/event/post-101.html

3/6(日) ピアサポートミーティング ~ 仲間と出会い、支え合う ~ LGBTQコミュニティでの実践(ゲスト:加藤力也) ◎オンライン/YouTube https://lgbtcath06mar2022.peatix.com

3/9(水) シリーズ『アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ』 ◎オンライン/Netflix https://youtu.be/aeC76ncf66w

3/9(水)〜4/24(日) 星空と路 —3がつ11にちをわすれないために—(2022) ◎せんだいメディアテーク https://recorder311.smt.jp/information/61697/

3/11(金)〜4/10(日) 原田裕規 個展「Waiting for」 ◎KEN NAKAHASHI https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/waiting-for

3/12(土) トークイベント「フェミニストとして書き、訳し、出版する」(国際基督教大学ジェンダー研究センター|小澤身和子、松尾亜紀子、松田青子、フリアナ・ブリティカ・アルサテ) ◎オンライン/Zoom https://subsite.icu.ac.jp/cgs/event/content-1.html

3/12(土) MOVIE meets LGBTQ+ ジャーナリストと精神科医が読み解く LGBTQ+の60年(notame特別教室) ◎TSUTAYA 田町駅前店/オンライン https://tiget.net/events/169994

3/13(日) 夢と爆弾 〜ネオリベラル資本主義から逃れたいクリエイターたちによる作戦会議(宮越里子|Uneasy cohabitation) ◎オンライン/Zoom https://dialoguefordialogue.blogspot.com/2022/03/ucws003.html

3/18(金)〜 ドラマ『スタンディング・アップ!』 ◎オンライン/Netflix https://youtu.be/N3cMM0YyxLw

3/19(土)〜3/20(日) 上映 チャールズ・バーネット セレクション vol.1『キラー・オブ・シープ』 『マイ・ブラザーズ・ウェディング』(After School Cinema Club) ◎渋谷ユーロライブ https://afterschoolcinemaclub.com/charlesburnett/

3/19(土)〜6/19(日) Tokyo Contemporary Art Award 2020-2022 受賞記念展 (山城知佳子、藤井光) ◎東京都現代美術館 https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2020_2022.html

3/25(金)〜  映画『ナイトメア・アリー』(ギレルモ・デル・トロ新作) https://searchlightpictures.jp/movie/nightmare_alley.html

3/25(金)〜  ドラマ『Pachinko パチンコ』 ◎オンライン/AppleTV+ https://youtu.be/O1r5XXJOYNA

3/25(金) 本「クィア・アクティビズム はじめて学ぶ〈クィア・スタディーズ〉のために」(新ヶ江 章友|花伝社)http://www.kadensha.net/books/2022/202203queeractivsm.html

3/25(金)〜4/10(日) 「ヴァーチャル・ボディ:メディアにおける存在と不在」展 ◎東京藝術大学大学美術館陳列館 https://virtual-bodies.com/

3/26(土) トーク「スポーツを入り口に、物質としての身体、セックスを考える」(清水晶子、井谷聡子|エトセトラブックス) ◎オンライン https://etctalk5.peatix.com/

3/27(日) 映画『フウン姉さんの最後の旅路』(サヴァト会) ◎アマランスラウンジ https://twitter.com/PrW37fEFT2gd51m

3/30(水) 本『クィア・スタディーズをひらく2:結婚、家族、労働』(晃洋書房) http://www.koyoshobo.co.jp/book/b602833.html

3/30(水)  アルバム『DIVA YOU』(ゆっきゅん) https://twitter.com/guilty_kyun

3/31(木) トーク Transgender Live Vol.1(TGJP) ◎高円寺pundit'/オンライン http://pundit.jp/events/5775/

その頃、インターネットでは...

・依存症とLGBTQコミュニティ 講師:松本俊彦 (国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)カラフル@はーと https://youtu.be/UAr2G5uXn3I

・ぷれいすトーク「1994年 あの夏、横浜で〜ぷれいす東京誕生秘話」(池上千寿子|ぷれいす東京) https://youtu.be/8HVNKvYZDkI

・#JusticeForWishma https://twitter.com/freeushiku/status/1497574864655294465

・ブラック-クィア-フェミニスト関連書の翻訳出版 クラウドファンディング (Political Feelings Collective) https://motion-gallery.net/projects/pfc1117

・映画『ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち』 on CANOA https://cinema.eiga.com/titles/331/

・「日本Lばなし」講演録 クラウドファンディング(パフスクール) https://camp-fire.jp/projects/view/559374

ノーマルの気になる催し物リスト

Feb. 2022
Normal’s List

1/22(土)〜2/13(日) DISKAH ART 「THE ELEMENTS OF OUTSIDERS」 ◎Diginner Gallery https://diginner.com/2022/01/08/diskah-art-exhibition%e3%80%8ethe-elements-of-outsiders%e3%80%8f2022122sat-213sun/

1/27(木)〜2/13(日) エド・オリバー 個展「Dys・Morphia」 ◎タタ bookshop / gallery https://www.instagram.com/yumeboi/

〜2/23(水) 久保田成子展「Viva Video!」 ◎東京都現代美術館 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/shigeko_kubota/

〜2/28(月) 宮地祥平「ブロー」 ◎The Container http://the-container.com/

〜3/6 ギルバート&ジョージ展「CLASS WAR, MILITANT, GATEWAY」 ◎エスパス ルイ・ヴィトン東京 https://www.espacelouisvuittontokyo.com/

2/4(金)〜2/20(日) 第14回恵比寿映像祭 ◎東京都写真美術館 https://www.yebizo.com/jp/

2/4(金) 「縮められる自由、変質する平等ーーメインストリーム化が招来するもの」講師:飯野由里子(メインストリーム化するLGBT運動への警鐘) ◎オンライン https://queer.peatix.com/

2/5(土) 北京五輪反対企画トークイベント「スポーツとジェンダーと五輪」(f visions アジア女性資料センター、エトセトラ) ◎YouTube https://ajwrc.org/6712

2/5(土) デパートメントH 2099 https://ameblo.jp/department-h/entry-12722312230.html

2/5(土)〜2/6() 『NOWHERE』(ディミトリス・パパイオアヌー|ディレクターズ・カット版)上映 ◎彩の国さいたま芸術劇場 https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/92470/

2/6(日) 文化の境界線を問うアートプログラム―カナダの事例から 講師:吉田守伸(ネットワーク構築ゼミ-2|京都精華大学) ◎オンライン https://kyoto-seika.ac.jp/the-people-we-love-are/program09.html

2/6(日) 依存症とLGBTQコミュニティ(松本俊彦|カラフル@はーと) ◎オンライン https://lgbtcath06feb2022.peatix.com/

2/6(日) 壱タカシ「少年連祷」リリース記念ライブ ◎下北沢ニュー風知空知 https://new-fu-chi-ku-chi.jp/schedule/event/tba2-6/

2/9(水)〜2/13(日) 第13回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル ◎座・高円寺2 http://zkdf.net/

2/11(金)〜 映画『ブルー・バイユー』 ◎TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー https://www.universalpictures.jp/micro/blue-bayou

2/11(金)〜 映画『ジ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』 ◎新宿ピカデリーほか https://gaga.ne.jp/billie/

2/19(土)〜2/25(金) イスラーム映画祭7 ◎渋谷ユーロスペース http://islamicff.com/

2/26(土)〜 映画『チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー』 ◎シネ・ヌーヴォ、MOVIX 堺、ユーロスペースほか全国 https://www.madegood.com/welcome-to-chechnya/

2/26(土) ユリイカ2022年3月号 特集=アピチャッポン・ウィーラセタクン http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3662

池添俊《あなたはそこでなんて言ったの?》 https://www.yebizo.com/

 

その頃、インターネットでは、、、

・「東南アジアろうLGBTQ会議2021」アーカイブ配信(セクマイと医療・福祉・教育を考える全国大会2022) https://queertaikai2020.wixsite.com/2022/deaflgbtq

・ステートメント『Enduring Care』(Visual AIDS アートの(ない)日2021) http://normalscreen.org/blog/dwa21-statement

・映画『アナザー ヘイライド』 https://normalscreen.org/blog/qv21web

・ブラック-クィア-フェミニスト関連書の翻訳出版 クラウドファンディング https://motion-gallery.net/projects/pfc1117

・新メディア・コミュニティ「me and you」 クラウドファンディング https://motion-gallery.net/projects/meandyou

サムネイル:池添俊《あなたはそこでなんて言ったの?》

ステートメント ENDURING CARE

ENDURING CARE
Day With(out) Art 2021
Visual AIDS




ケアを続けること、ケアを耐え抜くこととはどういうことでしょうか。数十年におよぶこの危機のなか、私たちはケアをどう持続させられるのでしょうか。

1996年に命を救う抗ウィルス剤の登場によりHIV周辺のケアは根本的に変わりました。しかし、未だにHIVを完全に治癒することはできずワクチンも存在しません。現在ではHIVは検出限界値未満まで減らし感染もしないところまで抑えられますが、HIVと生きるということは、自らの意志で毎日決められた通りに服薬を続け定期的に診察を受けることや、官僚的仕組みを前にした自己権利擁護(self-advocacy)、さらにスティグマや誤った情報との格闘と切り離すことはできません。「ENDURING CARE」は、こういった重なり合う現実を声にし、ケアワーカーやHIVと生きる人々の忍耐をみつめ、同時に、時に医療やヘルスケアがいかに辛く苦しく、アクセスが難しいものであるかを示唆しています。

この短編集では、次のような声に耳をかたむけ、活動を見つめます。何十年にもわたるHIV治療薬の服用によって引き起こされる副作用や医療問題について、長期サヴァイヴァーたち/ヘルスケア制度の崩壊によりHIVと生きる人々に不可欠な薬が届かない状況に立ち向かうメキシコのクィアとトランスのアクティヴィストたち/大胆な戦略をもちい、複数のAIDS関連団体がケアの提供を活動趣旨にしながらもスティグマと害を助長していると訴えるフィラデルフィアの黒人とブラウンのHIVケア従事者たち。

ネグレクト、悪用、乱用、製薬会社による利益誘導... こういった問題と向き合う中で、「ENDURING CARE」は、コミュニティをオーガナイズすることや相互扶助、医療やケアを通した連帯を作り直します。例えば、直面しているスティグマや恐怖についてよく考えるために音とビデオをもちいヴィジョンを共有する台湾のHIV+の女性たち/HIVと生きるプエルトリコの若い人たちが場所作りを通し繋がる姿/今あらためて解かれ現れる収監されていた女性たちの文章や詩のアーカイヴ/1980年代のイギリスで行政による初めての注射針交換プログラム実施のために警察と報道メディアを味方につけた公衆衛生役員を振り返る。彼らはどのようにそれを成し遂げたのか。/これらの作品を通してアーティストが、プライバシーや可視性に関わる問題と向き合いながら、いかに協同と弱さを隠さない状態を中心に据えたクリエイティヴな過程をへて、ケアを浮かび上がらせているかがわかります。

「ENDURING CARE」の参加アーティストらは、2020年の春 -- アメリカにおいてはコロナウィルスのパンデミックの初期であり、白人至上主義の存在を国中が無視できない状況だった頃 -- に最初の企画書を提出しました。審査委員はアクティヴィストでアーティストであるアイヴィー・アルシー、ジーン・カルロムスト、トーマス・アレン・ハリス、マシュー・ロドリゲス。この(HIVの)パンデミックを“終わらせる”という会話においては、毎日を生き抜くことの継続やこのウィルスと生きる日々を充実させることよりPrEPや予防の方が語られがちですが、あらためてHIV+の人々の経験を中心におくことを意識した7つの企画書が選ばれています。

しかしCOVIDが一過性でなく2020年中続く長い現実であることを集団として我々が理解し始めるなか、知恵や知識の情報源として、そしてこのパンデミックを生き抜き耐え抜くために、人々が長期サヴァイヴァーとAIDSアクティヴィストたちを頼りにし始めている姿に気づきました。同時に、米国では構造的人種差別やファシズムや搾取的な労働システムに対抗する草の根の組織化への大きな注目も伺えました。 黒人、ブラウン、先住民、クィア、トランス、障害をもつ人々のコミュニティにとって長く礎石となってきた相互扶助の構造がどのようなものかを多くの人は初めて経験していたのです。

「ENDURING CARE」のビデオはCOVIDだけにフォーカスはしていませんが、それぞれのテーマは両方のパンデミックに共鳴します。私たちが個としての力と集合的な力について想像力を働かせることを限定しようとするシステムへの応答として、「ENDURING CARE」は私たちお互いの深い繋がりや恩を強調しているのです。​

このプログラムを観た後には、ぜひ自分の政治的意識がこの1年半でどうシフトしたかを考えてみてください。あなたは自身のコミュニティとの連動性をどのくらい意識するようになりましたか?それはあなたのケアへの理解にどんな意味を持っていますか?あなたのコミュニティにとって本当に意味のあるケアの仕組みとはどのようなものですか?




 

 

以上の文章は、 テッド・カー、ブレイク・パスカル、カイル・クロフトがWhat Would an HIV Doula Do?コレクティブとThe New School大学のテッド・カーの授業「Life During Memorialization: History and the Ongoing Epidemic of HIV/AIDS in the USA」の学生の意見を聞きながら執筆したものをノーマルスクリーンで翻訳したものです。原文(英語、PDF)はこちら

本企画についてはこちら:http://normalscreen.org/events/dwa21


翻訳:Sho Akita
翻訳/編集協力:Jun Fukushima(Political Feelings Collective

ノーマルの気になる催し物リスト 2022年1月

2022
Normal’s List

11/13(土)〜2022/2/23(水) 久保田成子展「Viva Video!」 ◎東京都現代美術館 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/shigeko_kubota/

1/3(月)〜 ブックフェア 映画『ユンヒへ』 (loneliness books×本屋B&B) 本屋B&B https://bookandbeer.com/

1/1〜1/7 田中絹代特集 ◎早稲田松竹 http://wasedashochiku.co.jp/archives/schedule/15542

1/7(金)〜 映画『ユンヒへ』 ◎シネマート新宿ほか全国公開 https://transformer.co.jp/m/dearyunhee/

1/7(金)〜1/9(日) 今泉浩一監督作品特集上映会「ポルノとはなにか?」 ◎BUoY http://www.shiroari.com/habakari/Tokyo_BerlinDrifters202201.html

1/14(金)〜 映画『ハウス・オブ・グッチ』 https://house-of-gucci.jp

1/14(金)〜 映画『MONSOON/モンスーン』 ◎ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国 https://monsoon-movie.com/

1/17(月) 「トランス男性とは何者か――Ft系の葛藤、表象を語る」(周司あきら、吉野靫|梅田Latetal) ◎オンライン https://lateral-osaka.com/schedule/2022-01-17-3134/

1/20(木) ミニシアター『K2』開館 ◎下北沢tefu lounge  https://motion-gallery.net/projects/k2-cinema

1/21(金)〜 映画『声もなく』 ◎シネマート新宿・心斎橋ほか https://koemonaku.com/

1/21(金)〜2/3(木) 「CROSSCUT ASIA おいしい!オンライン映画祭」(国際交流基金アジアセンター、東京国際映画祭) ◎オンライン https://crosscutonline.jfac.jp/

1/21(金)〜1/30(日) カフェ・コーヒー・コリア Beyond the Border展 ◎dotcom space tokyo https://globalasianstudies.wordpress.com/social-gallery-kyeum/

1/22(土) 映画『片袖の魚』+東海林毅ショートフィルム選」音量大dB+ 大音量上映 ◎池袋シネマロサ http://www.cinemarosa.net/nextschedule.htm

1/23(日) トーク「成子から読み解く、女性アーティストの過去と現在」(新潟県立近代美術館、国立国際美術館、東京都現代美術館) ◎オンライン https://www.mot-art-museum.jp/events/2021/12/20211201165729/

1/28(金)〜2/17(木) 林月光/石原豪人展「Homme Fatales」 ◎画鋲ヴァニラ画廊 https://www.vanilla-gallery.com/archives/2022/20220128a.html

1/28(金)〜 『ロミオとジュリエット』(ナショナル・シアター・ライブ2022) ◎TOHOシネマズ日本橋ほか https://www.ntlive.jp/

1/30(日) グラウンドレベルシネマvol.2.5 ◎シアター・イメージフォーラム https://twitter.com/groundlevel2020

 
 

その頃、インターネットでは...

・映画『朝の夢』(池添俊|HENRI) https://www.cinematheque.fr/henri/film/151781-see-you-in-my-dreams-shun-ikezoe-2020/

・映画『王国(あるいはその家について)』(草野なつか|HENRI) https://www.cinematheque.fr/henri/film/151778-domains-natsuka-kusano-2018/

・映像集『Enduring Care』(Visual AIDS アートの(ない)日2021) http://normalscreen.org/events/dwa21

・映画『17 Blocks/家族の風景』(APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA) https://www.bunkamura.co.jp/cinema/apartment/films/article?id=2021101

・映画『アナザー ヘイライド』 https://normalscreen.org/blog/qv21web

・エッセイ Introduction to Audre Lorde オードリ・ロードについて (Political Feelings Collective)https://motion-gallery.net/projects/pfc1117/updates/39300

・新メディア・コミュニティ「me and you」 クラウドファンディング https://motion-gallery.net/projects/meandyou

・映画『キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜』 (MadeGood) https://filmarks.com/movies/96806

・映画『君がそばにいたら』(SONY PICTURES)https://www.sonypictures.jp/he/2527130

・レビュー 『マトリックス レザレクションズ』が描く虹色のスペクトラム(近藤銀河|Tokyo Art Beat) https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/matrix-resurrections_2021

・『贋作・終わりよければすべてよし』記録映像(gaku-GAY-kai 2021) https://youtu.be/WmuELcEFto0

・映像集『Enduring Care』(Visual AIDS アートの(ない)日2021) http://normalscreen.org/events/dwa21

[クィア東南アジアの今 その声のいくつか]まとめ

Logo Design: Satoko Miyakoshi | Image from Thunska’s Screaming Goats

 

2021年の後半にノーマルスクリーンで行われた特集[クィア東南アジアの今 その声のいくつか]の配信、イベント、記事をここにまとめて掲載!

EVENTS

 
 

ARTICLES


2016年6月、バンコク、ホーチミン、ハノイの3都市を訪問したときの記録。


主催:ノーマルスクリーン
助成:国際交流基金アジアセンター アジア・市民交流助成
写真:各アーティスト
特集ロゴデザイン:宮越里子
協力:京都大学東南アジア地域研究研究所|Deaf LGBTQ Center|坂川直也|小田なら|イメージフォーラム・フェスティバル|Queer Forever!

本特集のために、皆さんご協力&応援いただきました。
どうもありがとうございました!

エッセイ:フウン姉さんの最後の旅路(グエン・クオック・タイン寄稿)

特集:クィア東南アジアの今 その声のいくつか
Unmasked Queer Voices from Southeast Asia Today

2021年12月26日まで配信中の映画『フウン姉さんの最後の旅路』について、ノーマルスクリーンのために本作を選んでくれたアーティスト&キュレーターのグエン・クオック・タインさんが映画についてエッセイを書いてくれました!映画の鑑賞前か後にぜひ読んでみてください。

映画は12月26日まで以下の2つのページから鑑賞できます (割引あり):
Peatix▶︎https://madamp.peatix.com/
Vimeo▶︎https://vimeo.com/ondemand/madamp
いずれも内容は同じです。

Text by Nguyễn Quốc Thành

観客への新年の祝いを伝える前に、フウン姉さんは「身近にある幸福」という曲を歌う。照明とカメラレンズの角度でステージも真っ赤に見え、彼女の体に密着する水着形のドレスも赤く、肌の見えるビーズの紐はキラキラ輝く。そのボレロは離婚と子供の幸せとの間で引き裂かれる女心を示す曲なのに、観客はその不幸な女の本音が聞き取れないようだ。カメラは観客の男性や女性や子供の顔を捉える。その顔は困窮や生活の疲れを伺わせると同時に明るい笑顔もみえる。

あけましておめでとう!かつて南部と中部のテト(旧正月)にお祭りの盛り上がりを与えたビンゴ大会のコンサートがはじまる。中部沿海部に伝わるバイチョイというカード引きの祭に似ているが、カードの代わりに数字を使い、「何番だろう、何番かな?」などとくじを買わせるよう客を歌でひき寄せ、当たりを歌で読みあげる。賞品が当たればうれしいが、それだけではない。このお祭りには西洋の遊園地のように回転ブランコや射的もある。夜の賑やかな西洋の音楽の中、遠くから来た芸能の人はお洒落な(凝った)メイクと挑発的できらめく衣装で歌い、踊る。大勢の人の間を、ファッションショーでキャットウォークをするかのようにクジを売る。

ビンゴのあるお祭りといえば、風変わりな美しい女性歌手のことを連想するようになったのはいつ頃からなのか。そのことについては映画は触れない。 ベトナム南部で、西洋からもたらされた遊戯と伝統文化を併せ持つテトがいつから楽しまれるようになったかも、述べられない。

コンサートが終わった地方のある静かな夜。喧嘩中のいたずらっ子たちを叱っているフウン姉さんの声だけが響く。ビンゴ売りのメンバーの映像は、光量不足のためにぼやける。体格のいい少年、背の高くすらりとした少女、ベテランの名歌手の人たちは一同座り、予測不能な未来の旅で起こることをハラハラと待ち構える。 

フウン姉さんとハン姉さんの会話から、彼女らはビンゴの人気が絶頂期をむかえた1980年代に旅芸人の生活を始めたことがわかる。この映画が捉えるのは、ビンゴ人気が下り坂になった後の、田舎にいる人が昔のように賑やかにテトを楽しむことがなくなった2010年代始めの様子だ。最初のシーンで掃除係、設営、屋台や小屋などがカメラの前に現れ、カメラの後ろの監督の声も登場する。

彼女は幼いころを回想する。親と一緒に建設現場に通い、小屋に住み、祭りの一団と会っていた。気分屋で、お洒落な服を着て何も恐れず非常に変わった人たちを遠くから興味と怖れを抱きながら見ていた。監督は過去の思い出を語るだけではなく、スクリーン上の出来事にも言及(または再現)しているのかもしれない。このドキュメンタリーに含まれる彼女の話と彼女が映すドキュメンタリーの話は分かちがたく、ともにあばら屋での生活、変わった人々、中部・南部や赤土の中部高原の農村への旅路を表現する。

彼女の幼い頃の話は、突然そこで止まり、なぜそれ以上話されないのか。もしかしたら、それらの記憶も、まさに監督のカメラレンズや語りで記録される現実だからかもしれない。ナレーションは過去と現在を混ぜ合わせ、思い出を現実に溶け込ませ、切り分けられない。

その最初のシーンから、直接的な方法(ダイレクトシネマの手法)をとるこのドキュメンタリー は、現実と演技あるいはドキュメンタリーとフィクションとの境界のぼやけ(あいまいさ)を見せるだけでなく、さらには映画と人生も切り離せないものであることを示している。

映画は、フウン姉さんのビンゴ団の活動とトランスジェンダー女性の団員のパフォーマンス/“演じる姿”を隠すことなく捉えている。 登場人物たちは客の前やステージの上で踊りを披露するだけではなく、現実の生活でも、カメラがあるときもない時も、演じ続ける。

さらに、本映画ではフィクションのような劇的なことがまるで用意されたかのように起こり、話が展開する。人の運命というのは決まっているから、逆らうことはできない。 かつて輝いていたビンゴ団はひどい目に遭い、フウン姉さんは落ち込んでしまう。監督は、カメラで映しきれなかった最後の旅をナレーションで語り、映画は終わる。    

劇場の明かりがついた時、映画は実に悲しいものだったにもかかわらず、私たちはいつものように拍手を監督に送った。ベトナム・ヨーロッパドキュメンタリー映画祭での上映は満席となり、若者から引退したお年寄りやドキュメンタリー製作者やハノイでのLGBT擁護団体の委員まで出席した。

監督と招待されていた一座のメンバー、ゴック・フンとの交流のために多くの人が上映後も残った。主人公がトランスジェンダーの映画が主流どころか社会現象になると誰が想像しただろう。その上映から数ヶ月後、ブループロダクションによりハノイとサイゴンでも上映され、大きな歓声を引き起こした。

これまでのベトナムでは、ドキュメンタリーのためにチケットを買う人はほとんどいなかった。ましてや、これは国内のインデペンデントの監督によるもので個人的な興味から生まれた作品であり、商業目的でも社会運動のためのものでもなかった。

簡単には観られなかった小さなドキュメンタリー映画を観客たちが映画際の輪から引っ張り出したとも言える。もしかしたら、本作の鑑賞者は監督と登場人物たちが浴びたあの強い舞台照明と暗い夜の道路灯の光を彼らと同じように浴びたかったのかもしれない。

 

『フウン姉さんの最後の旅路』の詳細と配信情報についてはこちら:https://normalscreen.org/events/madamphung

タインさんは、ハノイの団体Nhà Sàn Collective(来年の「ドクメンタ15」に参加)やQueer Forever!(クィアアートフェスティバルを2013年より開催し、検閲の厳しいベトナムで国内外の作品を紹介しトークイベントなども催している)に関わり展示やイベントを積極的におこなっています。 ノーマルスクリーンでは、2017年にタインさんを迎えて東京で上映も行いました:http://normalscreen.org/events/queerforever 

(タインさんの名前は、過去にはグエン・コック・タインと表記していました) 


本記事公開日:2021年12月8日
翻訳:チャン ティ トゥイト ミンさん
編集協力:小田ならさん


ノーマルの気になる催し物リスト2021年12月

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December 2021

今月は世界エイズデーにあわせてイベントもたくさん→https://aidsweeks.tokyo/events

Visual AIDSの映像も日本語字幕付きで準備出来次第、公開します!
Visual AIDSの日本向け配信や関連情報はこちらに登録してもらうと最新情報をEメールでお知らせします!
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11/13(土)〜2022/2/23(水) 久保田成子展「Viva Video!」 ◎東京都現代美術館 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/shigeko_kubota/

11/19(金)〜12/24(金) 大垣美穂子展「UZU」 ◎KEN NAKAHASHI https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/uzu

11/20〜12/18 TOKYO AIDS WEEKS 2021 https://aidsweeks.tokyo/events

11/27(土)〜 映画『水俣曼荼羅』(原一男新作) ◎渋谷 シアター・イメージフォーラム他全国順次 http://docudocu.jp/minamata/

11/30(火)〜 映画『17 Blocks/家族の風景』(APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA) ◎オンライン https://www.bunkamura.co.jp/cinema/apartment/films/article?id=2021101

12/2(木)~12/4(土) イッセー尾形一人芝居「妄ソー劇場・すぺしゃるVol.3「老いも若きも蚊帳の外」 ◎有楽町朝日ホール https://issey-ogata-yesis.com/index.html

12/3(金)~12/5(日) らせんの映像祭(逗子アートフィルム)逗子文化プラザ https://www.zushi-art.com/art

12/3(金)~12/5(日) UGOフリマ -無限年の瀬編- ◎新大久保UGO https://www.instagram.com/shinokubo_UGO/

12/4(土)〜12/26(日) SIN5 EXHIBITIN「100 characters」 ◎Community Center akta https://akta.jp/

12/7(金) 映画『ウィークエンズ』配信上映&トーク ◎オンライン https://qpptokyo.com/items/5f7ff5d26e8b2b589ae92a66

12/8(土)〜16(木) 『Gorillaz: Song Machine Live From Kong』 ◎新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、名古屋ミッドランドスクエア シネマ、なんばパークスシネマなど https://www.culture-ville.jp/gorillaz

12/11(土)〜 映画『街は誰のもの?』 ◎シアター・イメージフォーラム https://www.machidare.com/

12/11(土)〜12/17(金) 東京ドキュメンタリー映画祭2021 ◎新宿K's Cinema https://tdff-neoneo.com  

12/11(土)〜12/24(金) メイズルス監督特集 ◎下高井戸シネマ https://gucchis-free-school.com/event/salesman/

12/12(日) #PrEP オンライン学習会2021ライブ配信(PrEP@TOKYO) ◎オンライン(YouTube) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe3YkmdnhhajNqI6zJ2C4Bp6NWJhMUz-DyhnbIzL0a45zGLUw/viewform

12/12(日) 1994年 あの夏、横浜で–ぷれいす東京誕生秘話(池上千寿子、生島嗣|ぷれいす東京) ◎オンライン(YouTube) https://aidsweeks.tokyo/event/2021/1212-placetalk1

12/4(土) 井谷聡子×長田杏奈 「自分の身体との関係をスポーツから考える」 ◎オンライン (エトセトラ・トーク第4回) https://peatix.com/event/3081668

12/14(火) マンガにおける男の尿描写についての研究 尿一郎 × 金田淳子 ◎高円寺パンディット http://pundit.jp/events/5615/

12/15(水) 本「トランス男性による トランスジェンダー男性学」(周司あきら著|大月書店) http://www.otsukishoten.co.jp/book/b594148.html

12/15(水)〜 映画『Hand of God -神の手が触れた日-』(パオロ・ソレンティーノ最新作) ◎オンライン(Netflix) https://www.netflix.com/jp/title/81156325

12/17 本「愛について アイデンティティと欲望の政治学」(竹村和子著|岩波現代文庫) https://www.iwanami.co.jp/book/b595689.html

12/17(金)〜 映画『偶然と想像』 ◎Bunkamuraル・シネマ他全国 https://guzen-sozo.incline.life/

12/17(金)〜 映画『マトリックス レザレクションズ』 https://wwws.warnerbros.co.jp/matrix-movie/

12/18(土) Visual Documentary Project 2021トークイベント ◎オンライン https://forms.gle/7b6ey8hUCLCdzprp6

12/19(日)〜 ドラマ『スノードロップ』(ジス×チョン・ヘイン共演) ◎オンライン(Disney+/スター) https://youtu.be/IbPqTGVU7EY

12/21(火)~12/23(木) 〈MAZEUM〉Black Art Show ◎ゲーテ・インスティトゥート東京 https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/ver.cfm?event_id=22556379&

12/23(木) 本『女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史』(ヴィヴィエン・ゴールドマン著|野中モモ訳|ele-king books(Pヴァイン) https://honno.info/kkan/card.html?isbn=9784910511030

12/24(金) ドラマ『静かなる海』 ◎オンライン(Netflix) https://youtu.be/YGW-EZZ0tjc

12/29(水) & 12/30(木) gaku-GAY-kai 2021「贋作・終わりよければすべてよし」 ◎新宿 シアター・ミラクル http://www.flyingstage.com/top.html

アナザー ヘイライド』Daniel Peralta and Louise Hay, photo courtesy Daniel Peralta

 

その頃、インターネットでは...

・映画『フウン姉さんの最後の旅路』(12/26まで) https://normalscreen.org/events/madamphung

・Queer Visions 2021 オンライン版(映画『アナザー ヘイライド』) https://normalscreen.org/blog/qv21web

・スコールが通り過ぎるのを待つように。 東南アジアの性的少数者映画をめぐる近況(坂川直也) http://normalscreen.org/blog/seafilmstoday

・下北沢のミニシアター『K2』クラウドファンディング https://motion-gallery.net/projects/k2-cinema

・ブラック-クィア-フェミニスト関連書の翻訳出版 クラウドファンディング https://motion-gallery.net/projects/pfc1117

・新メディア・コミュニティ「me and you」 クラウドファンディング https://motion-gallery.net/projects/meandyou

・『Enduring Care』(Visual AIDS アートの(ない)日2021) http://normalscreen.org/events/dwa21

・エッセイ:フウン姉さんの最後の旅路(グエン・クオック・タイン寄稿) http://normalscreen.org/blog/madamp-essay

Queer Visions 2021 オンライン版

京都で約2年ぶりに開催のQueer Visionsで上映される作品から、3作品をオンラインでも特別に公開!HIVの蔓延に関する現状や記憶をシンプルながらクリエイティヴな方法で伝えようとする2本と台湾から1本です。
これまでもAIDS危機に関する短編映像を発表しているマット・ウルフさんによる新作『アナザー ヘイライド』は日本初公開。ルシア・エガニャ・ロハスさんの作品は、日本では昨年末にノーマルスクリーンで配信しました
台湾出身のアーティスト謝光宣(シエ・クワンシェン)さんの作品もこちらで公開。本作は京都の会場では、台湾のキュレーターとアーティストからなるThe Other Cinema Collectiveがフランスの映画際のためにプログラムした「母の満ち潮 娘の引き潮」という作品群(計8作品)の1つとして日本初上映されます。京都では、参加作家3人とこのプログラムを行った吳梓安(ウー・ツィアン)さんがオンラインで上映後のトークに参加してくれます。
他に京都の会場では、アーティストの小田香さんを迎え、作品とクィアとの関係について話してもらいます。小田さんの作品は映画際などで上映されることが今後もあるはずなので、その機会をぜひお見逃しなく!

 
 

* 日本初公開 *

アナザー ヘイライド

(マット・ウルフ|アメリカ|2021|18分|Another Hayride)
*右下【CC】をクリックすると日本語字幕を表示できます。

1980年代初期、エイズが蔓延していくなか、セルフヘルプ(自助/互助/自立)グループを率いるルイーズ・L・ヘイが、[ヘイライド]という集いの場を立ち上げた。死のパンデミックと向き合い、差別にも苦しんでいた何百ものゲイ男性たちを惹きつけ、ルイーズは「自分を愛すること(self-love)でAIDSを乗り越えることができる」と約束した。彼女のやり方は危害をおよぼすと懸念する声もあった一方、実際に癒されたと信じた参加者がいた。




Female Disappearance Syndrome

(監督:ルシア・エガニャ・ロハス|チリ/スペイン|2020|7分35秒)
*右下【CC】をクリックすると日本語字幕を表示できます。

HIVやAIDSのジェンダー化され偏った表象を、チリの作家リナ・メルアーネは「女性消失症候群」と名付けた。本作の監督のロハスは、HIVと生きる女性の抹消について調査し、疑問を投げかける。

The Islands ​島嶼舊式

(監督:謝光宣 ​|​ 台湾|2016|9分53秒​)

3つの島で撮影したありふれたオブジェと35mmフィルムの写真で構成された実験的なドキュメンタリー:イニッシュモア(アイルランド)、スタテン島(アメリカ)、対馬(日本)の3つの島で撮影された。写真とオブジェを再撮影し、手描きアニメーションを施して作品を構築することで、島は地理的な用語ではなく、心の状態となり、映画はノスタルジーを表現し、監督が土地、国家、アイデンティティーとの関係性を見直すためのプロセスやメディアとなる。



イベント詳細:http://normalscreen.org/events/qv2021
開催日:11月27日(土)
会場:Lumen Gallery

主催:Queer Vision Laboratory|Normal Screen
協力:CIP Books | The Other Cinema Collective | Visual AIDS